ケンジロウです。皆さまご無沙汰しておりました。リオ五輪取材疲れなのか、帰国してからしばらく筆が鈍っておりました。大変失礼いたしました。
今週は男子ツアーに来ております。そう、アジアパシフィック・ダイヤモンドカップの会場である茨木カンツリーです。
練習日の火曜日は台風の影響で嵐のような雨風に見舞われ、プロアマ戦も中止を余儀なくされました。台風一過の昨日はスカッと晴れるかと思いきや、一日中ドン曇り。昼過ぎには雨も降りました。なかなか悩ましい天気ですね。
さて、昨日の練習ラウンドですが、アジアンツアーと共催ということもあって、いつもと若干ルールが違いました。
練習ラウンドの予約は当日の到着順、マスター室に行って、プロ自らスタート枠をとらなければならないんです。
通常はキャディやマネージャーが電話でスタート枠をとるケースがほとんどですが、今回の試合は出場選手はみな平等にということなのか、どんなに有名な選手も、ベテラン選手も自らとらなければいけません。しかも他のプロの分をとっておくということもできないんです。
朝の7時からマスター室前には長蛇の列。手嶋多一、谷口徹、藤田寛之、深堀圭一郎といったベテラン勢の面々が、自ら自分の名前の書いたテープをスタート表の枠に張り付けていました。なんか微笑ましい光景ですよね。
そんななか、この大会のホストプロ・川村昌弘プロことマー君が枠をとろうとテープを貼ろうとしたところ、
「すいません、こちらプロの方しか枠をとれないんですよ」
とマスター室の中にいた関係者に言われていました。
それを受けて川村マー君、「僕、プロなんですけど…」と返すのがやっと。周りにいた他の選手たちに笑われていましたね。
「僕もまだまだですね。もうプロになって4年なんですけどね…」(川村)としょんぼり。
帽子をかぶっていなかったから、見分けがつかなかったのか…。でも川村君と言えば、3年前にこの茨木カンツリーで行われたパナソニックオープンで勝ってますよね。過去の話とはいえ、ちゃんと覚えておいてもらいたかったですよね。
無事に(!?)練習ラウンドを終えて、パッティンググリーンでアジアンツアーの選手たちと仲良く談笑していたマー君。アジアンツアーでも賞金を稼ぎ、ヨーロピアンツアーにも出場するなど、彼もここ4年でだいぶたくましくなりましたよね。久しぶりの優勝に期待がかかります。
今日から始まる予選ラウンドの組み合わせ、マー君は小平智と韓国のワンジョンフンと同組です。
皆さん、注目ですよ。