9月2日に最終日が行われたトップ杯東海クラシック(三好カントリー倶楽部・7315Y・Par72)で2勝目を挙げた片岡大育(だいすけ)プロ。9月に入ってから連続して上位に顔を出すようになったのは”禁酒”したからだとか。

早速、優勝者のスウィングを見ていきましょう。スウィングのタイプは飛距離よりも方向性を重視した、バランスのよいスウィング。今回の開催コース7315Yと長いコースセッティングの中でフェアウェイキープ率は堂々の1位(最終日)、シーズンを通したフェアウェイキープ率でも4位と曲がらないドライバーを軸に自分のゴルフを組み立てています。最終日はパーオン率も1位となりショットとパットがかみ合った結果優勝に結びつきました。

飛距離        271.00Y(43位タイ)
フェアウェイキープ率 85.71%(1位)
パーオン率      94.44%(1位)
平均パット      1.6182(4位)
※最終日の部門別データ

ヘッドを浮かせたアドレス

アドレスの特徴は幾つかありますが、順番に見てみましょう。グリップはオーソドックスなスクェアグリップ。スタンスは肩幅と同じくらいのやや狭いスタンスですね。大きな体重移動で飛ばすというより回転で打つタイプといえます。もう一つの特徴は左右の上腕が体の胸の上に乗っています。

これは前傾角が浅く少し立って構えていることに関係しています。前傾が深くなると腕は体から離れて大きく動かせるようになり、前傾が浅いと腕の動きを少なくして回転で打つスウィングにな傾向にあります。フェースのローテーションを使いながら打つタイプなので、スクェアグリップがマッチしているのでしょう。

画像: ヘッドを浮かせたアドレス

胸を回しながらバックスウィング

始動はヘッドから始まり、上腕は胸の上に乗せたまま胸を回してバックスウィング。右への体重移動も大きくなく、その場で回転するイメージ。

画像: 胸を回しながらバックスウィング

左腕が地面と平行の位置でコックは90度

比較的早い段階でコックを使い、体を中心に小さい弧を描きながらバックスウィングしています。体を回転軸の中心にしているので、右への体重移動は少ない。右のポケットが後ろに引かれるように、右腰も回しているのが見えます。

画像: 左腕が地面と平行の位置でコックは90度

左肩の高いフラットなトップ

下半身を頑張って、しっかりねじるトップではなく、体に負担のない回転を重視したトップの形が特徴です。前傾角が浅いので左肩は下がらずに地面と水平に回したような位置に収まっています。腰の回転もやや多く、背中がターゲットを向くまで回しても体への負担は少ないでしょう。

画像: 左肩の高いフラットなトップ

左への体重移動も少ないダウンスウィング

ダウンスウィングへの切り返しは左サイドから。左への体重移動も最小限で左ひざがアドレスの位置に戻って、しっかり受け止めています。切り返しでどっしりした下半身はしっかりとトレーニングを積んだ強さを感じます。

画像: 左への体重移動も少ないダウンスウィング

ベタ足のインパクト

回転力を活かして振っていて無理に力で加速させようとしていない。顔の向きをキープしたまま頭は少し後方に押し戻されています。腕はアドレスで胸の上に乗せたまま体の正面にあってグリップエンドはおへそを向く。フェースのローテーション使って打つタイプなので、インパクト後にフェースが閉じはじめています。

画像: ベタ足のインパクト

右手の平が地面を向くフォロー

両腕のわきがよく締まっていますね。腕を余計な動きをさせないで体の回転にともなって振れています。フェースを返す動きは手や手首の動きではなく、腕のローリングで自然に行われています。あくまでも体の回転でクラブヘッドを振る意識で、バックスウィングよりもフォローの弧が大きくなる、お手本の軌道を描いていますね。

画像: 右手の平が地面を向くフォロー

右肩がターゲットを指す、バランスの取れたフィニッシュ

体を回転軸の中心において、腕を短く使いコックを使う、クラブヘッドの運動量の大きなスウィングです。体の回転でヘッドを加速させ、フォロー以降はヘッドの勢いに引っ張られてフィニッシュの位置まで回し込んでいます。

画像: 右肩がターゲットを指す、バランスの取れたフィニッシュ

ドライバー連続写真

解説:中村修(みんなのゴルフダイジェスト所属プロ)

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