プロ転向後すぐに活躍した丸山、なかなか芽が出なかった藤田
丸山茂樹と藤田寛之は、2人とも1993年にデビュー。アマチュア時代からいわゆる“エリート”だった丸山は、デビュー翌年の「ペプシ宇部興産オープン」で初優勝。この年の「日本シリーズ」では2位に入るなど、プロに転向してからもその強さが変わることはなかった。

92年 KBCオーガスタ 当時大学4年生の丸山プロがアマチュアとして出場した
華々しいデビューの丸山に対して、鳴かず飛ばずだったのが藤田。デビュー戦の東建カップで11位に入る活躍をしたものの、その後は予選落ちが続き、賞金ランキングは148位。1年目はシード落ちを経験した。

92年のプロテスト。若い!
プロ転向後4年目に初勝利の片山晋呉
丸山と藤田がプロ3年目を迎えた1995年にデビューしたのが、片山晋呉。日大ゴルフ部で丸山より3年後輩の片山は、「日本学生ゴルフ選手権競技」で優勝するなど、大学時代は33ものタイトルを獲得した。しかしプロに転向して3年は勝ちに恵まれず、初優勝はプロ4年目で迎えた、1998年「サンコー・グランドサマートーナメント」だった。

95年のプロテストにて
その後2000年には、初の賞金王に輝くなど順調にキャリアを積み重ね、2004~2006年で3年連続賞金王、2008年には5度目の賞金王と永久シード権を獲得するなど、日本のゴルフ界を引っ張る存在となった。

09年 マスターズ。自己最高となる4位でフィニッシュ
2000年からアメリカに主戦場を移した丸山、2000年代の日本ツアーで圧倒的な力を誇った片山、43歳となった2012年に初の賞金王に輝いた藤田、デビューした年は近くてもそれぞれ活躍の場所と時代は微妙に違っている。藤田が40歳を越えてから全盛期を迎えたように、名選手が必ずしも華々しいデビューだったとは限らない。それもゴルフならではの魅力で、40を過ぎてからも活躍できる数少ないスポーツの面白い現象だ。