2016年の日本女子オープンを制したスーパーアマチュア、畑岡奈紗が10月10日の体育の日にプロ転向を発表。その記者会見の模様を最速レポート!

父・仁一さん、母・博美さんとともに会見場に座った畑岡は「今日からプロゴルファーとして活動していきます。畑岡奈紗です」と初々しいコメント。会見では、詰めかけた報道陣との「プロ初仕事」となる質疑応答に臨んだ。

画像: 「初志貫徹」の言葉を色紙に記し、意気込みを示した

「初志貫徹」の言葉を色紙に記し、意気込みを示した

プロになっての心境は?

「今日からプロとして活動させていただくということで、ここからがスタートという気持ちで頑張ります。日本女子オープンが終わって、家族で話し合いしていくうちに、これからプロとしてやっていきたいと思いました」

Q:ご両親の反応は?

「これから頑張ってやってほしいということを言われました」

Q:プロとしてやっていくことを決めたきっかけは?

「ずっとプロになるのが夢だったので、優勝をしてプロになれるというのは嬉しいことだなと思って、私もこれからプロとして活躍していきたいと思ったことです」

Q:日本女子オープン振り返って。

「出場したのが初めてで、緊張していて、どういう風なゴルフになるのかなって思っていた。実際やってみて、自分のプレーが少しずつできるようになっていったのかなと思いました」

Q:アマチュア時代の思い出は?

「一番というのはなかなか決めづらいですけど、色々な国にも行って、試合をたくさんさせてもらったことですね」

Q:アマチュアとしてやり残したことは?

「世界アマで優勝できなかったことです」

Q:どんなプロゴルファーを目指していきたいですか?

「世界に出て行って、たくさん優勝できるプロになりたいです」

Q:目標とするプロは?

「宮里藍プロです。調子が良くても悪くて、いつも笑顔でプレーされていて、プレー以外でも周りの方への気遣いもすごいと思います」

Q:畑岡奈紗「プロ」の目標は?

「東京オリンピックで金メダルをとることと、世界のメジャータイトルをとることです」

Q:賞金もらったらどうする? ご両親への恩返しも含めて……。

「貯金をしたいと思います(笑)」

画像: 「人の言うことをよく聞ける」それが奈紗の成長の理由だと会見に同席した中嶋常幸プロ

「人の言うことをよく聞ける」それが奈紗の成長の理由だと会見に同席した中嶋常幸プロ

Q:アメリカというものを意識したきっかけは?

「4月のUSLPGA(米国女子ツアー、スウィンギングスカーツLPGAクラシック)に参戦させていただいたのがきっかけです。(芝などの対応に関して)最初は慣れるのは大変かもしれませんが、夢が世界で勝つということなので、どんどん慣れていかないといけないと思います。宮里藍プロとは、その際に写真も撮っていただきました」

Q:アメリカの予選会に通過した場合、アメリカを中心に戦っていくのでしょうか?

はい、そうです。

Q:持ち味は?

「身長は大きい方ではないけど、飛距離が出ること。プロになっても、勝ちにこだわって、応援して下さる方々への感謝の気持ちを忘れずにプレーしてきたいです」

Q:逆に、自分の弱点は? また、それをどう克服していきたいですか?

「アプローチとパター。アプローチは色々なバリエーションを持っていないといけないと思います。一本のクラブで色々な球筋を打ち分けられなくてはいけないと思いますし、あっち(アメリカ)に行ったら、ウェッジだけでなくアイアンやユーティリティなど、色々なクラブを使わなくちゃいけないので、その辺を練習していきたいです」

Q:長期的なプランを教えてください。

「まずはQTを上位で通過して、2年以内にはUSLPGAツアーで優勝、5年以内でメジャーで勝てるようになりたいです」

画像: 報道陣の数が、注目度の高さを物語っていた

報道陣の数が、注目度の高さを物語っていた

Q:ゴルフを始めて70台を出すまでにどれくらいの期間がかかった?

「はじめて70台を出したのが6年生のときの試合の練習ラウンド。はじめて一年ちょっとです」

Q:アリヤ・ジュタヌガーンやブルック・ヘンダーソンなど、世界では若手が活躍しているが、自分では若くして活躍できている理由はありますか?

「最初からいろんな試合で勝てたわけではなくて、たくさん負けたこともあったので、そういう経験をたくさん積めたことだと思います」

Q:アマチュアの試合で印象的なのは?

「高校一年生の時の日本ジュニアでは悔しい思いをしましたし、2年生3年生では世界ジュニアで勝てた。全米アマにも出られたし、最近では世界アマが印象的です」

Q:(同級生で)先にアマチュア優勝を果たした勝みなみさんの存在とは?

「たくさんプロの試合に小さい時から出ていて、すごいなあと。私もいつかはプロのツアーで勝てるように頑張りたいという刺激にすごくなりました」

Q:17歳でプロ転向を果たした。尊敬する宮里藍プロを超えたという思いは?

「超えたとか、そういう風には思ってないです」

Q:最年少でプロになったという事に関しては?

「18歳からしかプロテストも受けられない。そう言った意味では早くからプロという舞台で戦えるのは嬉しい事だと思います」

Q:ライバルは?

「ライバルはたくさんいますけど、やっぱり試合になったら、自分が一番のライバルなんじゃないかと思います」

今日がプロとしてのスタート! 頑張れ、畑岡プロ!

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