「ホンマツアーワールドカップ」はJGTO史上初のプレーオフが日没サスペンデットとなり翌日、月曜日の決戦と持ち越しとなりました。最終日は池田勇太と宋永漢の二人が14アンダーで並びプレーオフに突入。しかし、4ホールを消化しても勝負がつかず、よく月曜日の5ホール目に池田勇太のバーディで決着、81ホールに及ぶ長い勝負に幕を閉じました。

池田勇太は今季2勝目、通算15勝を挙げ賞金も1億円を超えランキングも2位に。賞金王争いに弾みをつけました。

では、池田勇太の切れ味鋭いアイアンショットから、今回特別にピンを狙うローボールのショットを打ってもらいましたので、「みんなのゴルフダイジェスト」所属プロ中村修が解説します。

弾道をイメージさせるアドレス

低く打とうとしているのが、アドレスからにじみ出ていますね。「アドレスはインパクトの再現」と言われますが、打ちたい弾道とアドレスがマッチすることは重要です。

やや左足寄りに重心を置き、肩のラインも右肩が下がらない。ロフトも少し立てて構えています。高い弾道を打つ場合には、逆に重心はやや右足寄り、肩のラインも右肩が少し下がる構えになります。

この低く打とうとするアドレスは、ボールを上から鋭角にとらえるというよりは、インパクトゾーンでロフトを少し立てたまま右手の角度をキープして動かそうとする意思が感じられます。

画像: 弾道をイメージさせるアドレス

クラブを立てて上げるバックスウィング

一見するとクラブが外に上がっているように見えますが、クラブは立てて使いたいという意思の表れでしょう。クラブと手元は胸の前から外れずに右腕が左腕より上に見えています。

始動でヘッドをインサイドに引き過ぎる、フラット過ぎるバックスウィングの方は鏡や窓ガラスに写して確認してみて下さい。

画像: クラブを立てて上げるバックスウィング

フットワークが使えるコンパクトなトップ

バックスウィングで作った両肩と手元で作る三角形をキープしたまま背中を回しているので、腕の運動量は少ないコンパクトなトップに収まっています。

画像: フットワークが使えるコンパクトなトップ

左足にしっかり体重を乗せるダウンスウィング

切り返しは下半身の回転に伴い重心が左へと移動しています。上半身は一切突っ込まずに、下半身のリードで巻き戻されるようについてきていますね。顔の向きもアドレスからキープされています。

頭が左へ突っ込んでしまう方は、ボールを同じ角度から見続けるように意識してみるといいでしょう。

画像: 左足にしっかり体重を乗せるダウンスウィング

右手の角度をキープした、低く長いインパクト

低く打つボールの条件は、ロフトを立てる、緩やかな入射角度、フェースの向きを変えないという3つがあります。

低いボールを打とうとして、打ち込み過ぎるとスピン量が増えて吹き上がったり、曲がる原因になります。池田プロの場合は、ひざを送りながら、レベルで低く長いインパクトを実現しています。

アドレスで作った右手の角度をインパクトでもキープしたまま押し込んでいます。

この画像のショットは方向性と高さをコントロールした思い通りのショットが打てたと思いますよ。

画像: 右手の角度をキープした、低く長いインパクト

低く収まるフィニッシュ

弾道の高さをコントロールするときには、フィニッシュの高さが重要になります。低く打ち出すときにはフィニッシュも低く収まります。

腕が体から外れていないので、飛ばしたい距離に合わせた、ヘッドスピードをコントロールできています。フィニッシュでもクラブが胸の前に収まるお手本の形になっています。

アドレスからスウィング中、わきを締めて体幹で振る意識が必要となります。手を使って弾道や距離を操作しようとするとナイスショットとミスショットの差が大きくなります。

画像: 低く収まるフィニッシュ

低弾道コントロールショット

写真/大澤進二

キャロウェイ

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