「日本カー・オブ・ザ・イヤー」受賞
今回が5代目となる新型インプレッサについて、スバルの吉永泰之社長は「新型アイサイトやSUBARU GLOBAL PLATFORMなど様々な新技術を搭載し、総合性能、動的質感・性的質感の向上を目指した」とその完成度をアピールしていた。
いよいよ登場5代目インプレッサ
初代のインプレッサは1992年にデビュー。世界ラリー選手権で戦うための車両として企画されたので、人によっては“走り屋”のイメージが強いかもしれない。1994年には世界ラリーで3勝、1995年には5勝。マイナーチェンジを繰り返しながら初代インプレッサは8年近く生産されたという。
2代目からはデザインの変化が特徴で、丸目→涙目→鷹目と姿を変えていった。商品コンセプトも徐々に“新快適スタイル”として、ハッチバックとセダンの2種類をラインナップ。3代目では3ナンバーサイズとなり、クロスオーバーモデルも投入。こちらはXVと名乗り独自路線を走っていく。
4代目でまたフルモデルチェンジし、ハッチバックはスポーツ、セダンはG4というサブネームが付与。鷹目はさらにエッジを効かせたものになって、アイサイトや新型エンジンを搭載。このようなモデルチェンジを経て、インプレッサはより成熟したものになっていった。そして今回の5代目インプレッサへとつながる。
2つの標準搭載で安全性能がさらにアップ!
今回のモデルから全車に標準搭載されたものが2つある。ひとつは国産初の「歩行者保護エアバッグ」。バンパー内部の圧力センサーにより歩行者との衝突事故を検知し、瞬時にフロントガラスとAピラーの下端をエアバッグで覆うことで、歩行者の頭部へのダメージ軽減を図るという技術。
もうひとつが先進運転支援システム「アイサイト」だ。実際にこの機能を搭載した車の追突事故発生率は84%減ったとのことで、この2つの機能を全車に標準装備することで、総合安全性能は世界トップレベルとか。
内装の高級感もアリ
「見てよし、触れてよし、走ってよし」。スバルのエントリーモデルでもあるインプレッサだが、今回はクラスを超えて質感の高さを意識した作りになっていた。ボディの質感、内装、外装いずれも高級感があった。
ゴルファーズカーとしても優秀なインプレッサ。乗り換えを検討している方は、検討リストに加えるといいかもしれない。