国別対抗戦「ゴルフ ワールドカップ」が11月24日(木)から開催される。大会を前に、02年に伊澤利光とタッグを組んで優勝した経験を持つ丸山茂樹が、ゴルフネットワークの番組の収録で、大会の展望や、団体戦への思いを優勝時のキャディ・杉澤伸章さんに語った。

団体戦は「日本を代表して出るワクワク感」を味わえる

杉澤: 団体戦、というのは?

丸山:大好きだね。アマチュア時代にも世界ジュニア、アジア大会、世界アマ、団体戦で選手に選ばれたらすごく嬉しかった。プロになって初めてワールドカップの話が来たときは「行きたい!絶対行こう!」と即決だった。

杉澤: 国を背負う、っていう意識は?

丸山: というより、「ワクワク感」の方が大きい。日本を代表して出ることにワクワク感がある。カナダカップを45年前に勝って以降、日本は(ワールドカップに)勝ってない、って話もあったし、勝ちたいな、と。

画像: 2001年 EMCワールドカップでの丸山(左)と伊澤(右)。翌年同じペアで優勝を果たす

2001年 EMCワールドカップでの丸山(左)と伊澤(右)。翌年同じペアで優勝を果たす

杉澤: (優勝した)2002 年のワールドカップ、そうそうたるメンバーですが、今でも活躍している選手は多いですね。

丸山: フィル・ミケルソンは今でも一線で活躍しているしね。当時アダム・スコットは若手のホープだったけど、今も活躍しているし、(リオ五輪男子ゴルフ)金メダリストのジャスティン・ローズもね。

杉澤: そのオリンピック、実際に丸山さん行かれていて、2013 年も(米国選抜と世界選抜の対抗戦である)プレジデンツカップは副キャプテンとしてミュアフィールドに。「コーチとしての目線」について。

丸山: 教える、というより、経験者、という立場だからね。聞かれたことに答える、あとは選手がプレーしやすい環境を作ってあげること。リオに関しては、終わった後に選手達に、「丸山さんが現地に居てくれて心強かった、ありがとうございました」と言ってもらえて、初めて「あー来てよかったな」と思えた。

今のゴルフは80%がパワーのゲーム

杉澤: 世界のゴルフ界はどう変わってきていますか。

丸山: ボクが初めてPGA ツアーに出てから、コースが平均300ヤード は伸びている。タイガーの出現によって、技術とパワーの融合が起こるようになった。今は80%がパワーによるゲームになっている気がする。世界で戦うのには、(松山)英樹の飛距離がギリのラインだと思うし、または、ジム・フューリックくらい、針の穴を通すような正確性が求められるか、どっちかではないかな。アメリカに挑戦するなら、飛距離は絶対。

画像: 01年、全米プロでのタイガー・ウッズ。タイガーの出現で、ゴルフ界はパワーゴルフの時代に突入した

01年、全米プロでのタイガー・ウッズ。タイガーの出現で、ゴルフ界はパワーゴルフの時代に突入した

杉澤さん: 日本人でもパワーを付ければ世界で通用する?

丸山: パワーのある人が、我々の業界に来てくれない、というのはあるかもしれない。野球だと、選手の平均身長が181センチ位。(松山)英樹がそれくらいだと思うが、あの体格の選手がどんどん出てくると、その中で活躍する選手も増えてくると思う。日本オープンの時に、松山英樹は積極的にドライバー持っていたと思う。仮に深いラフに入っても、セカンドでグリーンの近くまでパワーで持っていける。

杉澤: 「大谷君(北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手)」がゴルフしたら?

丸山: 370ヤード 位飛ぶのかな(笑)? ああいうポテンシャルの選手が出てくるようになると、世界に通用することはできるはず。

丸山プロが作る現役最強タッグは「マキロイとデイ」

杉澤: 仮に丸山プロが最強タッグを2 人選出するとしたら?

丸山プロ: タイガー・ウッズとジャック・ニクラスはどうだろう。残してきた実績、というか、強い、というのはもちろんある。現役なら、ローリー・マキロイとジェイソン・デイ。あの二人の飛距離はすごい。ダスティン・ジョンソンもすごいね。迫力がすごいよね。躍動感も含めて。今の現役選手達は、「タイガー・ウッズが全盛期に、我々がどれくらい戦えたのかな」って考えたりしていると思う。

画像: マキロイ(左)とデイ(右)が組んだら、たしかに他のどのコンビでも勝つのは難しいかも

マキロイ(左)とデイ(右)が組んだら、たしかに他のどのコンビでも勝つのは難しいかも

杉澤: 今の選手達と全盛期のタイガー・ウッズの違い。

丸山: 記憶に残るのか残らないのか。タイガーは記憶に残る勝ち方をするよね。今の選手達も本当にすごいけど、印象付ける強さを見せつけて勝ってほしい。あこがれの存在になってほしい。

いよいよ、松山・石川がワールドカップへ

画像: 16年の日本オープンでは、揃ってフェアウェイを闊歩した

16年の日本オープンでは、揃ってフェアウェイを闊歩した 

杉澤: いよいよワールドカップですが。

丸山: とにかく楽しみ。あの二人(松山英樹と石川遼)で最高のフュージョン(融合)を見せてほしい。最強のチームになれると思う。そのパフォーマンスを世界に見せつけてほしい。我々が勝った時は正直ダークホースだったと思うけど、彼らはダークホースじゃない。

杉澤: 日本も優勝候補に入っている?

丸山: もちろん入っている。攻撃的な石川遼と攻撃と防御(両方)ができる松山が、どう話し合って、プレーするのか。お互いが切磋琢磨して個人的にも強くなれるいい機会だと思うし。2 人ともプレジデンツカップへの出場経験はあるし。団体戦は面白い。

丸山にとってのワールドカップは「一番の、メモリー」

杉澤さん: 最後に丸山さんにとってのワールドカップとは。

丸山プロ: ボクの、一番の、メモリー(思い出)。個人の優勝とか、そういうものとはまったく違う。オリンピックも団体戦にしてほしいな(笑)

画像: 丸山にとってのワールドカップは「一番の、メモリー」

今回のインタビューの全容は、11 月5 日(土)10 時45 分から放送の「~ゴルフワールドカップ開幕直前SP~丸山茂樹の世界」(ゴルフネットワーク)にて 。また、放送を見逃した方でも、スコア管理アプリ「GOLF NETWORK PLUS」なら、スマホ・タブレット・PCでも視聴できるとのこと。

キャロウェイ

This article is a sponsored article by
''.