2016年のブリヂストンオープンで、初日「91位」から驚異的な追い上げを見せ、逆転優勝した小平智プロ。身長172センチと、決して大柄ではないものの、飛距離と正確性を兼ね備えたショットメーカーとして知られています。今回は小平プロに、現代のロングアイアンと言える「5番アイアン」を上手く打つための「3つの方法」を教えてもらいました。
方法① 左肩がアゴに触れるまで肩を入れる
背中が目標を向く
アマチュアは、力任せに振るあまり、トップで肩が入らずに手だけでテークバックしてしまうことが多いです。しっかりと左肩がアゴに触れるまで胸を回しましょう。
方法② 体と手を一体化させて振ろう

グリップエンドがおヘソを指す
長いクラブは特に、手先で振るとボールは飛んでくれません。スウィング中、グリップエンドがおヘソの辺りを指すイメージを持ちましょう。体と手を一体化させて振ることが、飛距離を出すためには欠かせません。
方法③ ロフトを信じて球を上げようとしない
球を上げようとすると、“すくい打ち”になってしまい、トップしてしまう危険も
ロフトが立っているからといって、自ら上げにいくことは厳禁です。ロフトを信じて、しっかり振ればロフトなりに球は上がってくれます。
5番アイアンでも、上からダウンブローで球をとらえる
最近のアイアンは、5番でもロフトが25度近くあるような“ストロング傾向”から、どうしても「上げよう」としてしまいがち。小平プロが言うように、「ロフトを信じて」スウィングすることを心がけましょう。

小平智プロ
2013年より毎年勝利を重ね、メジャー2勝を含む通算4勝を誇るトッププロ
※月刊ゴルフダイジェスト2016年7月号より