ナイキがゴルフクラブ事業からの撤退を発表したのは2016年8月のこと。同社の看板プロの一人、ロリー・マキロイは、その後もナイキのクラブを使い続けていたが、今週開催の「WGC HSBC選手権」の練習日、ついに「他社」のドライバーをバッグに入れた! 果たしてそのクラブとは……?
マキロイの答えはテーラーメイド「M2」
PGAツアーのギア担当がツイッターで明らかにしたところによれば、マキロイはテーラーメイド「M2」のドライバーとフェアウェイウッドをバッグに加えたとのこと(シャフトは三菱レイヨンのクロカゲプロト)。テーラーメイドとクラブ契約を結んだわけではなく、あくまでも“フリー”の立場で選んだもののようだ。
M2といえばリオ五輪の金メダリスト、ジャスティン・ローズの使用クラブ。特にフェアウェイウッドはツアーで人気で、ジェイソン・デイも使用している。契約外の選手も多数使用するなど、2016年のツアーで話題となったクラブの1本だ。
週刊ゴルフダイジェストの記事によれば、マキロイはPGAツアー2015−2016シーズンのプレーオフ第1戦での記者会見で「クラブに関しては、今はすべてにおいて満足していて、せっかくしっくりきているものを、換えるタイミングは今じゃないと思う」と述べている。
シーズンが改まり、2016−2017年初登場となる試合で投入してきた新製品。マキロイのバッグに入れられたM2ドライバーのロフトは9.5度だが、ネックの調整機能により7.5度という低ロフトに設定され、練習場では330ヤードというとんでもない飛距離を出しているという。
契約を気にせず自由にクラブを組み合わせられる立場になったマキロイ。2016-2017シーズンは、彼の「バッグの中身」に世界中が注目することになるかも。