月刊ゴルフダイジェストで連載中の「迷わず″コレ″でしょ! ギア図鑑」から、ゴルファーが思わず手に取りたくなるような逸品を紹介しよう。今回は「オールデン」と「ビームスゴルフ」が作ったゴルフシューズだ。
ビームスゴルフによって20年ぶりに蘇ったゴルフシューズ
130年以上″革靴の王様″と世界中で言われている「オールデン」。艶やかな光沢が特徴で、一頭の馬の臀部から僅かしかとれないコードバンレザーを使うこだわりが特徴だ。世界的に有名かつ高級な紳士靴として「ジョン・ロブ」や「エドワード・グリーン」もあるけれど、「オールデン」は甲高、幅広の日本人の靴に合うとして人気を誇っている。
「オールデン」は、20年前にゴルフシューズを少量だけ販売したが即完売。それからは幻とまで言われていたこともあるとか。そんな「オールデン」のゴルフシューズをこの度「ビームスゴルフ」が別注として甦らせた。
靴作りへの真摯な姿勢がうかがえる
モデルは2種類。ひとつは「オールデン」の定番モデル″BARRIE″のラスト(靴型)を使用。アッパーの素材は雨や湿気に強いアルパインカーフを使い、「オールデン」のウリである雨や湿気にデリケートなコードバンレザーはサドル部分に留めたのがこだわりだ。
ちなみに「オールデン」は新品の状態では80パーセントの完成度。ユーザーの足型に馴染んできて初めて100パーセントになるという。擦り減ってきたらソールの張り替えはできるし、リペアもOK。
履けば履くほど味が出る一生モノの一足としてぜひ手にしていただきたい。ちなみに価格は10万8000円~だ。10年、20年と愛着の持てる一足を探しているのなら、選択肢に入れるべき一品だと言えるだろう。