日本記録はジャンボの55歳7カ月29日
尾崎将司は2002年「全日空オープン」で最年長優勝記録を樹立。777日ぶりの勝利だった。
日本のレギュラーツアー最年長記録を持っているのは、尾崎将司だ。2002年の「全日空オープン」で記録した55歳7カ月29日が現在の日本記録。以来、レギュラーツアーにこだわり続け、さらなる記録更新を狙い続けている。
アメリカでは伝説の名手の「52歳」が最年長記録
アメリカに目を向けてみよう。先日勝利したパンプリングは47歳だが、米ツアーでは、サム・スニードが1965年の「グレーター・グリーンズボロ・オープン(現ウィンダム選手権)」で記録した52歳10カ月8日がツアー記録となっている。

65年「グレーター・グリーンズボロ・オープン」での勝利は、通算82勝目。
最年長予選通過記録は杉原輝雄の68歳10ヵ月7日
また最年長予選通過記録は、杉原輝雄が2006年の「つるやオープン」で記録した68歳10カ月7日。初日は77の6オーバーだったが、2日目は69をマーク。カットラインぎりぎりの通算4オーバーで予選通過を果たした。

2006年「つるやオープン」で最年長予選通過記録を樹立。また10年の同大会で同一大会51年連続出場という世界記録を樹立した。
米ツアーの記録はサム・スニードが1979年にマークした67歳2カ月21日なので、杉原はその記録を1歳8カ月更新したことになる。さすがは“マムシ”の異名を持つ名プレーヤーだ。
最年長出場記録は、青木功の73歳7ヵ月28日
最年長優勝や最年長予選通過記録というのはよく耳にするが、「最年長出場」という記録はあまりクローズアップされない。この記録を持っているのは、今年2016年に「中日クラウンズ」で青木功が記録した73歳7ヵ月28日。それまで宮本留吉が持っていた73歳21日という記録を塗り替えた。

2016年の「中日クラウンズ」では、9ホール終了後に右足痛のため棄権したが、ツアー最年長出場は更新された。
米ツアーでは、61年の全米プロチャンピオンであるジェリー・バーバーが94年の「ビュイック・インビテーショナル」に出場。この時バーバーは77歳10カ月9日。77・71の通算4オーバーで予選落ちとなったが、これが最年長出場記録となっている。ちなみに今年他界したアーノルド・パーマーは2004年の「マスターズ」に74歳6カ月で出場している。

2004年の「マスターズ」で、パーマーは50回連続出場を達成した。
ゴルフは生涯スポーツといわれるだけあって、長く現役生活を送ることができる。ぜひとも青木功には、最年長出場記録の77歳10ヵ月9日という鉄人記録を更新してもらいたい!