2016三井住友VISA太平洋マスターズで、初日から7アンダーとスコアを伸ばして首位に躍り出た松山英樹。そのプレーに、週刊ゴルフダイジェストの記者が密着した!

スタートホールでオッケーバーディ。名物ホールでナイスイーグル!

画像: スタートホールのセカンドをいきなりベタピンにつけた

スタートホールのセカンドをいきなりベタピンにつけた

初日7アンダー。世界ランク7位の「格の違い」を見せつけるような、松山プロのゴルフでした。スタートホールとなった10番でいきなりベタピンにつけ“OKバーディ”。続く11番パー5ではセカンドをアイアンで乗せて2パットのバーディと、2連続バーディで発進。

ショットのキレでバーディを連続で奪ったかと思えば、16番ではいいパットを沈めてバーディ、17番では難しいパットを沈めてパー、名物ホールの18番では3.5メートルを沈めてイーグルと隙のないゴルフを見せてくれました。

画像: パー5のセカンドをロングアイアンで打ってもしっかり止められる。それが松山のショットの強みだ

パー5のセカンドをロングアイアンで打ってもしっかり止められる。それが松山のショットの強みだ

画像: 池がらみの名物パー5の18番ホール。この3.5メートルを沈めてイーグル

池がらみの名物パー5の18番ホール。この3.5メートルを沈めてイーグル

「特別いいとは思えない」それでも7アンダー

松山プロ自身、記者会見で自身のショットについて「特別いいとは思えない。よくスコア伸ばせたなと思う」とコメントしているように、必ずしも絶好調ではなかったのかもしれません。しかし、それでも結果は7アンダー。あらかじめ設定したゲームプラン通りにゴルフを進めている印象でした。

10番のOKバーディにしても「寒いから飛ぶのか飛ばないのかわからないまま打ったらたまたま(ベタピンに)つきました」とコメント。実際、アイアンショットには多少のブレが見られました。それでもミスの後には必ずと言っていいほどナイスショットが来るなど、ティショットが右に出て、3パットのボギーとした4番ホールを除いては、ミスの幅が小さく、しかもそれが連続しないという強さを感じました。

画像: 3アイアンでティショット。超高弾道!

3アイアンでティショット。超高弾道!

本人のコメントにもあるように、必ずしも会心のラウンドではなかったのだろうと思います。しかし、繰り返しになりますが結果は7アンダーで単独トップ。「スコアを伸ばすとギャラリーに喜んでもらえるんで、たくさんバーディをとりたいです」と語った言葉そのままに、2日目以降もバーディを大量に獲得する松山プロの姿が見られそうです。

画像: 初日7アンダーを実績たっぷりのベテラン勢が追う展開。毎年ドラマが起こるこの試合、最終日にはどんなドラマが待っているだろうか

初日7アンダーを実績たっぷりのベテラン勢が追う展開。毎年ドラマが起こるこの試合、最終日にはどんなドラマが待っているだろうか

(撮影:福田清実)

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