ドバイではタイガー設計の「トランプ・ワールドGCドバイ」が建設中
アメリカ、いや世界中に『トランプショック』が広がっているが、ゴルフ界と深い繋がりを持つドナルド・トランプ新大統領、実は現在ドバイでタイガー・ウッズ設計・監修のもと『トランプ・ワールド・ゴルフ・クラブ・ドバイ』を建設中なのだ。数多くのゴルフ場を所有する彼にとってお金持ちが多い中東はさらなるビジネスチャンスの場。そのプロジェクトに関わっているタイガーが10月中旬、スティーブン・コルベアがホストを務めるCBSの人気番組『レイトショー』に出演。歴代大統領とゴルフについて語った。
自身のファウンデーション(基金)が20周年を迎えたことから、基金の創始者である父・アールさんとの思い出やチャリティに賭ける意気込みなどを語ったが、最後にコルベアから「あなたがプレーした歴代大統領はどんなゴルファーだった?」という質問を投げかけられた。
プレーが速いパパ・ブッシュ。クリントンは「カットがいっぱい」!?
まずパパ・ブッシュ(ジョージ・H・W・ブッシュ)については? 「プレーが速い。ものスゴく速い。僕ら2人なら2時間で1ラウンドできる」
息子のジョージ・ブッシュ氏とプレーしたことはないそうだが、ビル・クリントン氏については? 「カットがいっぱい」と微妙な言い回しのタイガー。それはスライサーっていう意味? それともコーナーをショートカットするっていう意味? タイガーは「うーん」といたずらっぽい笑みを浮かべ「とにかくカットが多いってこと」と言葉を濁した。
大統領就任から7年強で約250ラウンドしたといわれるオバマ大統領については? 「真っすぐ飛ばす。競技志向が強い。飛距離? それは……それほどじゃないけれど、とにかく曲がらない」。
ところでタイガー、トランプとはゴルフしたことあるの?
じゃあ、トランプは? 一緒にプレーしたことはある? 「歴代大統領についての質問じゃなかったの?」とすかさず切り返したタイガー。この時、10月中旬といえば大統領選前。トランプ氏について語れば各方面にさざ波が立つのは必至。「その手には乗らないよ」というわけだ。さすがタイガーは頭が良い! 失言が多いどこかの国の政治家にはタイガーの機転を見習ってもらいたいものだ。