会場は埼玉県狭山にある「芦刈ゴルフ」。手入れの行き届いた9ホール(パー27)だ。競技は9ホールを2周し、各ホールごとに、チームのどちらかいいほうのスコアを採用するベストボール方式。ダブルス戦ではお互いのラインを読んだり、打つ順番を変えたりと戦術が実はかなり重要になってくる。技術だけでなくチームワークも勝敗を占うのが面白い点。
当日はあいにくの寒さと天候のため、キャンセルが続出。「それでも出る!」と気合の入った出場6チーム12名が決勝大会への通過枠2枠を目指して雨の中スタートした。

寒さと雨で距離感を合わせるのに苦労する出場選手
雨に烟(けぶ)るコースの中で輝きを放ったのが、月刊ゴルフダイジェストの連載「木村見聞録」でお馴染みのライター・木村和久さんだ。一番長くて143ヤードのショートコースなのに、木村さんのティショットを見ると手にしているのは、なんとユーティリティ!
よ〜く見てみると、ロフトがなんと40度(!)という、キャスコのパワートルネードの「8番UT」を使用していた。
このクラブ選択がバッチリはまり、グリーンに乗せまくる木村さん。ティグランドの人工芝のマットは硬くて、SWだと少しでもダフるとバウンスが当たってトップ気味にオーバーしてしまう。ところが、このUTだとダフってもマットの上を滑るようにナイスショット。

このスウィングからは想像できないほど(失礼!)の大活躍を見せた木村さん
「これね、中古で買ったUTなんだけど、アプローチにも使えて重宝してるんですよ!」恐るべき発想の木村選手。短い距離もこれ一本で乗り切っていた。

中古で買ったというロフト40度の8番UT
木村和久さんと担当編集者Sの「チームキムラ」は抜群のチームワークと木村選手の思わぬ大活躍で前半を驚異の3アンダーで折り返す。そして後半もスコアをまとめる。そして歓喜の瞬間が!
成績表はコチラ
奇跡! 優勝は2アンダーで「チーム・キムラ」
3月の決勝へ1番乗りを決めた「チーム・キムラ」。ペアは早くも決勝大会開催コース「トライレイクGC」(茨城県)への練習ラウンドの日程を相談。「いくらなんでも早すぎるでしょ(笑)」と、他の参加者から温かいコメントをもらっていた。

木村和久ペアの「ショートコース選手権ダブルス」埼玉予選の名プレー珍プレーの様子は12月21日発売の月刊ゴルフダイジェスト2月号で詳しく掲載します。※追記(11月24日14時00分)
千葉予選・神奈川A予選は満員につき神奈川B予選はエントリー可
この「ショートコース選手権ダブルス」は、千葉予選、神奈川A予選ですでに満員でエントリー終了。2017年2月25日(土)に開催される、神奈川B地区予選「大磯ゴルフコース」のみ出場枠残りわずかですがエントリーできます! 「面白そうだな」と思った方、申し込みはお早めに~!