ティやマーカーグローブなどの「小物」にプロならではのこだわりを探る企画、題して「プロ小物」。今回はツアー8勝の深堀圭一郎の登場!
狭いホールで白が出たら、「おっと危ない!」
深堀は、ティの色で危険を察知するという。どういうことか、深堀自身に解説してもらおう。
「狭いホールでポケットからティを出して、白いティが出てきたら、『おっと! 危ない』となりますね。もう一度戻して違う色のティに替えます。おみくじみたいなものですね」(深堀)
なるほど、白はOB杭の色。それは避けるというわけだ。違う色のティに変えることで「これで絶対OBは打たない」と自分に暗示をかける効果があるのかもしれない。さすがメンタルがもたらす影響まで知り尽くした、ベテランならではの危機管理。
グリーンフォークのテーピングで改良
ほかにもなにか小物のこだわりはありますか? と重ねて問いかけると、ポケットからグリーンフォークを取り出して見せてくれた。よく見れば、そこにはなんと“テーピング”が施してあるではないか。これは一体……⁉︎
「グリーンフォークはずっとコレですね。どこのコースでもらったかは忘れてしまいましたが、自分でテーピングを巻いて使いやすくしてます。先がグリーンの砂で研がれて、ポケットで手に刺さる時があるんですよ」って危ない! でも気に入っていて、もはや手放せないんだとか。
おみくじ感覚のティ選びに、テーピングを施したグリーンフォーク。深堀の「プロ小物」にも、ベテランの個性が詰まっていた!