2016年の男子ツアーもいよいよ大詰め。今週、最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で、池田勇太と谷原秀人の賞金王争いが決着する。お互い初の賞金王をかけて戦う試合を前に、会場である東京よみうりカントリークラブで練習ラウンドを行う両者の姿をレポート!

谷原秀人は優勝が絶対条件

決戦を前にまずは両者の現状からおさらいしよう。現在賞金ランク1位は池田勇太(1億9749万7,703円)で2位谷原秀人(1億6673万1,274円)に約3080万円差をつけている。現在2位の谷原とっては「優勝かつ池田が4人以上の2位タイ、もしくは3位タイ以下」が逆転賞金王の条件となっている。

「いつもと変わらない」と冷静な谷原秀人

谷原にとってはこの試合、初の賞金王がかかる特別な試合だ。ただ谷原は「優勝しかないので、そこを目指します。(戦い方は)いつもと変わらないと思います」といたって冷静。

画像: 「いつもと変わらない」と語るように落ち着いた様子の谷原

「いつもと変わらない」と語るように落ち着いた様子の谷原

また優勝が絶対条件という厳しい状況の中でも、「29人に毒を盛るくらいですかね」と冗談をいうほど、緊張している様子はない。優勝のキーポイントとしてはパットを挙げ、特に風の中で上りのパットをしっかり打つことを挙げた。ピン型かマレット型で悩んでいたパターについても、「今日の感じだとマレットの方がよさそう」と語った。

谷原は東京よみうりカントリーの印象について、「今まであまり良くないイメージでしたが、今年は、こういうところ(賞金王と世界ランク50位以内がかかる)でやれているので、どんな風にできるかなという気持ちはあります」と語る。ただ谷原自身、前年も8位と健闘しただけに、決して苦手なコースではない。ただ例年よりランが出ない印象とも語るように、コースの攻め方に関しては慎重だ。

谷原の様子を現地で取材した「みんなのゴルフダイジェスト」編集部員でプロゴルファーの中村修によれば、「谷原選手の状態はかなり良さそうに見えました。最終戦だからと気負わずに、契約先の本間ゴルフの新製品をテストする余裕もあり、リラックスした様子です」とのこと。では、もう一方の主役・池田勇太に目を向けてみよう。

池田は名物18番ホールを入念にチェック

対する現在賞金ランク1位の池田も「(コンディションは)ボチボチですね。いつも通りの練習ラウンドをしました」とこちらも“特別感”はない。ただ試合への意気込みについては、「優勝争いを演じたい」と賞金王へ向け気合は十分だ。

前年4位と好成績を収めている池田は、コースの印象について「例年通り、良いです。まだ火曜日なのでグリーンは速くなかった」と語った。

画像: 18番ではグリーンを外した状況を想定しアプローチを繰り返し練習した

18番ではグリーンを外した状況を想定しアプローチを繰り返し練習した

そんな池田が入念にチェックしたのが18番パー3。数々のプロを苦しめた名物ホールであり、2013年大会で宮里優作がチップインパーで優勝するなど、数々の劇的なドラマを生んできたホールでもある。池田はグリーンを外した場合を想定し、そこから繰り返しアプローチを練習するなど、あらゆる状況に備えて徹底的にこのホールをチェックした。

画像: アプローチでも球の高低や落とし所を変え、様々な球を打ち分けていた

アプローチでも球の高低や落とし所を変え、様々な球を打ち分けていた

「18番ホールは、今年もキーになると思います。池田選手の練習ラウンドを取材しましたが、グリーンにボールが落ちた音が、非常に乾いている。それだけグリーンが硬くなっているということで、今年も最終日のピンに対して狙っていくのはプロといえども至難の業となってきそうです。例年わざとグリーンに乗せないプロもいるほどですが、最終ホールで『攻めるしかない』状況になったときなど、ドラマが生まれそうです」(前出、中村修)

2015年の同大会では池田は単独4位、谷原は8位タイの成績を収めている。池田絶対有利の状況ではあるが、谷原が優勝した場合には、池田も昨年以上の好成績を収めなければ賞金王の座はスルリと逃げる。昨年大会の優勝者である石川遼も、優勝争いに絡んでくる可能性は高い。

泣いても笑っても今年の国内ツアーはこれでおしまい。運命の初日はもうすぐそこだ。

キャロウェイ

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