数々の難コースや強敵を相手に戦い続けるトッププロたち。そんな彼らが選ぶ14本には、もちろん理由がある—―。今回は、153センチと小柄な体格から、正確なショットを打ち分ける青木瀬令奈のバッグの中身を拝見! そこには彼女の強~いこだわりがぎっしり詰まっていた。
ウッドを「ゼクシオ」から「スリクソン」に一新
「スリクソンは難しい、というイメージが強かったんです」と話す青木。長年ゼクシオを使い続けていたが、風に負けない強い球が打ちたいと考え、11番ウッドの代わりにスリクソンのユーティリティを採用。すると、思ったよりもやさしく球が上がり、狙ったところにしっかり打つことができたという。これをきっかけに、「トーナメントの硬いグリーンでも使える」という信頼感が生まれ、現在のセッティングに至ったというワケだ。
さらに青木の14本には驚きの秘密があった。それは同じロフト25度のユーティリティを2本入れている、という点だ。本人いわく、「ロフトは25度で同じですが、打つとキャリーが5ヤード違います。私は飛距離が出るほうではないので、150~160ヤードの距離でもウッドが必要。だからその距離のクラブを厚くするために、上がりやすく止まりやすいユーティリティを3本入れています」
ロフトが同じだが飛距離の違うクラブを入れることでグリーンをとらえる確率が上がった、というこのセッティング、アマチュアもぜひ参考にしたいところだ。
詳しいスペックは、週刊ゴルフダイジェスト2016 12/20号「pro spec」をチェック!