プロギアの「RS」、タイトリストの「917D」、ブリヂストンゴルフの「ツアーB XD」。2016年秋に話題をさらった3モデルの一斉試打会が、師走の藤沢ジャンボゴルフで開催された。いずれ劣らぬ人気モデルが勢ぞろいする中、その「弾き」で試打者たちを魅了したのがプロギア「RS」だった。

師走の乾いた空気を切り裂いて、「キーン!」と澄んだ金属音が響き渡る。一聴してそれだとわかる打球音、プロギアの「RS」だ。

画像: プロギアの人気モデル「RS」

プロギアの人気モデル「RS」

「RS」といえば、前モデルの「iDナブラRS01」が、月刊ゴルフダイジェスト誌の名物企画、ドライバーの飛びNO.1を決める「D-1グランプリ」を制した飛びに定評のあるドライバー。実際に、試打会に参加してくれたゴルフダイジェスト読者から「これって、D-1を獲ったクラブの後継機だよね? 打ってみたかったんだ」という声が聞かれた。

「飛ぶね。しかも、スウィートスポットが広い!」

プロギアというブランド、そして「RS」というクラブには、プロたちが使って口コミで評判が広まったという印象がある。しかし、その飛びの噂にビビットに反応したのは、ヘッドスピード42m/s前後で、飛距離を求めるアマチュアゴルファーたちだった。その一人が、ヘッドスピード40m/s、平均スコアは80台前半という55歳の石井康夫さんだ。

画像: RSのスウィートスポットの広さを評価した石井さん

RSのスウィートスポットの広さを評価した石井さん

「よく弾くし、飛びますね。振り心地がすごく軽いから最後まで振り抜きやすいのも、飛距離アップにつながっているのかもしれない。驚いたのはスウィートスポットの広さ。多少ミスしても曲がらずフェアウェイの幅に収まってくれそうです」と石井さん。

ハンディキャップ15の66歳、池永温さんも糸を引くようにライナー性の打球を連発し、「10球打ったら7〜8球はナイスショットにしてくれる」と笑顔を見せてくれた。定評のある飛びだけでなく、曲りも少ない。それが今回の試打会でRSに触れたゴルファーたちから、多く聞かれたコメントだ。

「当たれば飛ぶ」じゃなく「いつも飛ぶ」

もう一人、「RS」に惚れ込んだ試打者を紹介しよう。弓桁昌克さん。「プロギアのクラブに憧れていた」という71歳のベテランゴルファーだ。70歳を超え、すべての番手において飛距離が落ちる傾向にあるのが目下の悩み。ドライバーは方向性が何より大事だと考えてはいるが、やはり1ヤードで遠くに飛ばしたいとも思っている。

「弾き感のある打感がまずいいですね。これがまず飛んでいる気にさせてくれます。曲りも少ない。普段は大体平均飛距離が180〜185ヤードといったところですが、計測器でみると大体190ヤード以上飛んでいる。『当たれば飛ぶ』じゃ困るけど、『いつも飛ぶ』ならこれはありがたいですね」(弓桁さん)

画像: 飛距離アップに大成功。スウィングが若返って笑顔の弓桁さん

飛距離アップに大成功。スウィングが若返って笑顔の弓桁さん

弓桁さんのヘッドスピードは30m/s強。しかし、ややオーバースペックかと思われた「m37」シャフトの重量感を感じることで振り抜きが良くなり、スウィング自体が若返り、飛距離アップにも成功してしまった。

画像: 「おっ、このクラブ飛ぶらしいね!」という口コミが広がっていた

「おっ、このクラブ飛ぶらしいね!」という口コミが広がっていた

プロゴルファーから高い評価を受けたプロギアのアスリートモデルは、アスリートゴルファーのみならず、一般ゴルファーでも飛ばせて、かつ曲がりも抑えてくれる優等生クラブだった!

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