性格の異なる三兄弟に「どれを選べばいいんだ!」と嬉しい悲鳴が上がった
「TOUR Bシリーズ」は三兄弟。XD-3は455CCでつかまりのいい丸型ヘッド。XD-5はシャローな形状の460CCフルサイズで直進性が高い。そしてXD-7は445CCの締まった洋ナシ型ヘッドだ。性格の異なる3つのヘッドそれぞれが実に緻密に作り込まれているだけに、試打者たちは「どれもいい!」と嬉しい悲鳴をあげることになった。
まず「XD-3」の飛びに惚れ込んだのが、平均飛距離270〜280ヤードという超ハードヒッター、46歳の座波亮さんだ。自身ブリヂストンユーザーで、今回の新モデルも「気になっていた」という座波さんはこう言う。
「私は飛距離が出る一方で、曲がると隣の隣のホールまで行ってしまうのが悩み(笑)。このXD-3は小ぶりな丸型ヘッドで、持ち球である高弾道のドローボールが打ちやすい! 何回打っても球筋が揃うので、結果的に曲がりが減りそうです」(座波さん)
つかまる「3」。曲がらない「5」。強弾道の「7」。あなたに合うのは⁉
XD-3とXD-7で大いに悩んだのが、辻嶋貢さんだ。32歳で平均スコアは100ちょっと。ブリヂストンのクラブは使ったことがなかった、という辻嶋さんだが、今回のモデルは構えた瞬間に気に入ったという。
「使っていれば慣れるんでしょうが、やっぱりクラブの“顔は気になりますね。その点、XD-3とXD-7は、カタチは丸型と洋ナシ型で全然違うのに、どちらもカッコよくてすんなり構えられました。僕はスピン量が多いタイプなのですが、どちらのクラブもボールがフケないし……悩みます」と、悩んでいるとは到底思えない嬉しそうな表情で語ってくれた。
一方、XD-3とXD-5で悩んだのは48歳、HC22の黒田武さん。
「実はXD-5に興味があって、打ってみたかったんです。で、やっぱり想像通りよかった。ところがですよ、ついでに試打したXD-3もすごくよかったんです! ボールが上がりやすいし、中弾道で伸びる球が打てて……うーん、総合的にはXD-3かな〜」
と、第一印象と結論が異なるという結果になった。
「三人寄れば文殊の知恵」ということわざがあるが、TOUR B三兄弟は、さしずめ「三本打てばどれかが必ずピッタリ合う」といったところ。「3はつかまる、5は曲がらない、7は球が強い……いったいどれを選べばいいんだ!」と頭を抱えるのも、ゴルファーにとってはひとつの楽しみなのだ。