ニクラスはゲーリー・プレーヤーとオフを過ごすのが恒例
プロの中には「オフも毎日ゴルフ三昧」というリー・トレビノ(懐かしい!)タイプもいるが、1年頑張った自分へのご褒美としてゴージャスなオフを過ごすプロも多い。大御所ジャック・ニクラスは仲の良いゲーリー・プレーヤーの故郷・南アフリカを訪ね、クリスマスシーズンを過ごすのが恒例。
プレーヤーの自宅には農場が併設されており、日が昇ると鳥たちのさえずりで目を覚まし、ジープに乗って野生動物を観察するサファリなアドベンチャーに繰り出すのだとか。
「私みたいにジムで鍛えていないと悲しい末路を辿ることになる」
「ジャックは最近、何かといえば“イテててて”と腰を押さえている(苦笑)。ゴルフに誘うと(腰痛を理由に)やりたくない、と首を振るんだ。私みたいにジムで鍛えていないと悲しい末路を辿ることになる」とプレーヤーは手厳しい。
それにしても76歳のニクラスと81歳のプレーヤー、2人の好々爺(こうこうや)がサファリを楽しむ図は微笑ましい。ニクラスは他にも自ら所有する大型クルーザーでカリブ海に出かけ「トローリングするのもオフの楽しみのひとつ」というからなんとも贅沢である。
オメーラは「テレビ三昧」のオフを過ごす
普段旅から旅への生活を送っているだけにオフに家族との時間を持つのを楽しみにしているプロも多い。デビューした頃のタイガーを弟のように可愛がり、40代になってから全英&マスターズと立て続けに制覇したマーク・オメーラは、スキーリゾートに建てた別荘で家族と過ごすのが「至福のとき」となっている。
変わっているのは彼が大のテレビ好きだということ。自宅にも別荘にも、すべての部屋、すべての廊下、すべての階段に「テレビを設置している」というマニアぶり。それぞれの家に「15、16台ずつある」というからオフはテレビ三昧で「幸せ感が倍増する」。これだけスケールの大きいプロが日本にいないのはちょっぴり残念。
来シーズンを実り多き年にするためにも、プロの皆さん、良いオフをお過ごしください!