一見何の変哲もないゴルフシューズ。でもこのシューズには、箱根駅伝で青山学院が履いていたランニングシューズと同じ素材が使われているという。一体どんな素材なのだろうか。
ジェイソン・デイやダスティン・ジョンソンも愛用している“ブースト”
このブーストという素材は、かかとの部分に搭載されている。カプセル状のサーモプラスティックポリウレタンが高いクッション性と反発性を発揮して、足への負担軽減とともにパワーを持続。多くのトッププロの勝利を支えてきた「優勝請負シューズ」なのだ。
ジェイソン・デイやダスティン・ジョンソンが履いているのは、ツアー360というシューズの「ブースト搭載モデル」だが、今回新しく「パワーバンド」というシューズにもブーストが搭載されたものが登場するという。
まずかかと部分に注目すると、かかと部分としては過去最大のブーストフォームを搭載しているのがわかる。シューズ本体とのつなぎ目をなくしたことでクッショニングが足裏へダイレクトに伝わる構造になった。
サドル部分に目をやると、補強パーツ“パワーケージ”がダイヤル式ワイヤーと連結し、心地よいフィット感に加えてスウィングの時のスウェーの防止にも効果を発揮する。
2015年、2016年と箱根駅伝を圧倒的な走りで制した青山学院大学。その走りにあやかって、年始に向けてシューズの買い替えの選択肢に入れてみてはいかがだろうか?