契約プロの活躍が著しい本間ゴルフ
2年連続賞金女王のイ・ボミをはじめ、このところ契約プロの活躍が著しい本間ゴルフ。山形県酒田市の自社工場による生産体制と手厚いプロサポートによって、内外のプロたちが結果を出し、それがメーカーとしての存在感を高めている。
そんな本間ゴルフの最新シリーズ「ツアーワールド TW737」は、ドライバーだけで4機種がラインナップされている。モデル名は、それぞれ「445」、「450」、「455」、「460」。ヘッドの大きさが5ccづつ違うのかと思いきや、そうではないらしい。ソールのデザインも酷似したこの4モデル、一体何が違うのか。
その鍵となるのが、契約プロたちのニーズ。歴代のモデルに加え、プロたちの要望から生まれた膨大な数のプロトタイプを厳選し、より優れたモデルを進化させて誕生したのが、この4モデルなのだ。
プロの要望から生まれた4モデル
「445」は、女子プロに多いインサイド・アッパー軌道のドローボールを打って飛ばすスイングに合うヘッド。左にいきにくく、浅重心による強い弾道で飛距離を稼ぐモデル。
「450」は、イ・ボミが愛用するヘッドをベースにした、操作性の高いヘッド。構えやすさ振りやすさにもこだわった総合点の高いドライバーに仕上がっている。
「455」は、ややシャローで重心も深めの現代風のヘッド。谷原秀人の意見が多く採用され、弾道は高めで、ミスヒットにも寛容な、幅広いゴルファーに対応するモデルだ。
「460」は、投影面積が大きく、シャローヘッドで高弾道の大きなキャリーボールをイメージできるクラブ。ポイントは、見た目とは異なり、重心位置を浅めに設定していること。低スピン性能が高く、放物線軌道で距離を稼ぐことができる。
ベテランゴルファーも納得の仕上がりに
「ツアーワールド TW737」に興味を持ち、4モデルを熱心に試打していたのが、パーシモン時代からのゴルフを愛する渡邉泰典さん(46歳・平均スコア80前半)。現代の大型ヘッドドライバーは、合う合わないがはっきりと出るという。
「『445』は低く凄く強い球になります。私にはもう少し高さがほしいですね。『450』は、右に打ち出していいドローで戻ってくる、操作性の良さを感じます。最も気に入ったのは、『455』です。どのモデルも打感がいいのですが、特にこのヘッドはフェースのつぶれ感が心地よく、インパクトでひと押ししてくれる感触があります。『460』も違和感はなく、結果が安定しますね。」(渡邉さん)
個性的な4つのドライバー、自分に合った組み合わせを!
現代のクラブ作りは、開発者のアイディアや新しい技術を盛り込んだプロダクトアウトが主流。しかし、今回の「ツアーワールド TW737」は、徹底してプロとの対話にこだわり、そのニーズから生まれたドライバー。ツアーで戦うトッププロが求める機能を4機種すべてに感じることが出来る。
プロ好みのバランスの良さを感じる「450」と「455」。低スピン性能に優れ、ハマれば大きく飛ばせそうな「445」と「460」。私自身は、「450」のヘッドに、中央部に剛性感のある「ヴィザード EX-C」シャフトとの組み合わせで非常に良い結果を得た。しかし、そんな先入観を捨てて、ヘッドとシャフトを選定してもらいたい。
対象ゴルファーは、ある程度、ヘッドスピードがある上達志向のゴルファー。ターゲットを絞った中で、これだけ際立った個性を持つ4モデルを打ち出してきたのは驚きだ。自分のスウィングに合うヘッドを選べば、大きなパフォーマンスの向上が得られるはずだ。
月刊GD大試打会のスケジュールはこちら
2017年1月21日(土)ゴルフ倶楽部大樹 瀬戸(愛知県) 0561-85-0101
2017年1月28日(土)江坂ゴルフセンター(大阪府) 06-6385-1551
2017年2月 4日(土)ロッテ葛西ゴルフ(東京都) 03-5658-5600
【参加メーカー】タイトリスト、ダンロップスポーツ、テーラーメイド、フォーティーン、ブリヂストンスポーツ、本間ゴルフ、ミズノ、ヤマハ
【時間】12時~16時
【費用】打席料やボール代は無料
写真/三木崇徳