米国ゴルフダイジェストによれば、トランプ大統領のハンディキャップは2015年12月時点で「3」だというが、多くのメディアが「トランプのハンディ3は本当か?」といった検証記事を展開。中には懐疑的なものも散見される。
果たしてトランプ大統領は上手いのか、「そうでもない」のか。それを検証するため、「みんなのゴルフダイジェスト」編集部員でプロゴルファーの中村修に、YouTube上にアップされたトランプ大統領のスウィングをチェックしてもらうことにした。果たしてその評価は……?
「一目でわかるのは、練習場ではなくコースで作り上げたスウィングだということですね。見た目の美しさではなく、実戦でスコアを出すために身につけたスウィングという印象を受けます。バックスウィングは非常にコンパクトで、それに対してフォローが非常に大きい。これは、飛距離よりも方向性を重視している証拠で、非常に理にかなったスウィングです。正直ちょっと、驚きました」(中村)
と、意外な高評価。
「トップ・オブ・スウィングからの切り返しで左ひざと左股関節が流れておらず、インパクトでは左ひざが真っすぐ伸びて、左腰がしっかりと回っていて、ヘッド・ビハインド・ザ・ボールも守られています。基本的には方向性重視ながら、このスウィングができれば飛距離も出るはず。なによりこの年齢(1946年生まれ)でこれだけ体をしっかり回せているのがすごい。腕前は……スウィングだけだったら、間違いなくシングル。方向性重視ながら、250ヤード以上飛ばしそうですから」(同)
もちろんゴルフはショットだけでなく、アプローチ、パット、マネジメント、メンタル……と多数の要素が絡み合う。しかし、スウィングだけなら「間違いなくシングル」だという。
というわけで(ハンディの数字はともかくとして)トランプ大統領はゴルフが上手い。日本では、どんなプレーを披露するのだろうか。