月刊ゴルフダイジェストの人気連載「地クラブ調査団」では、"地クラブ"と呼ばれる大手メーカーとは一味違ったインディーズ系ブランドのクラブをご紹介している。第15回となる今回は、ジャスティック「ツアー・コンクェスト 460R Ⅶ」だ。
自分の思った通りの弾道で飛んでいってくれる
ジャスティックは大阪生まれ。地クラブメーカーとしては老舗で、根強いファンが少なくない。とりわけ、オーソドックな顔立ちは上級者の間で信頼があり、「ツアー・コンクェスト 460 Ⅶ」もそれを象徴するような強面が際立つ。
「まさに王道。超がつくディープフェースできれいな座り。しかもフェース角も絶妙で、いやらしさのないフックフェースだから、つかまる感じもある」(伊丹、以下同)。
また座りのよさに加えて伊丹が感嘆したのは、弾道安定性の高さだ。
「高からず低からずのしっかりした弾道で、しかもバラつきがほとんどない。安定性の高さは抜群ですね。最近の弾き系のドライバーは意外と高く上がってしまうのが多いけど、これは上がった瞬間の感覚と実際の弾道とが一致する。何発打ってもきれいに揃うという点では安心感がすごく大きい」
重心距離が長いディープフェース
飛びに関しては、スピンが少なめの中弾道なので、飛ばそうと思えば飛ぶ可能性も秘めているという。
「特に、ティを高めにしてアッパーの軌道で打つと驚くほどに飛ぶ。抑えるもよし、飛ばすもよしですね。基本的には『ミート率の高い上級者向き』で、ヘッドスピードでいえば42~43m/s以上は欲しいと思います」
顔つきといい弾道といい、上級者にとってはパフォーマンスを一段も二段も引き上げてくれるドライバーというわけだ。気になる人は要チェックだ。
(月刊ゴルフダイジェスト2017年3月号より抜粋)