パッティングを苦手とするゴルファーの多くは、グリーン上で構えたまま“じーっ”と固まってしまていると指摘するのは、ショートゲームの専門家である石井忍プロ。構えたら3秒以内に始動する「3秒ルール」が、パッティングを安定させるポイントだ!
目標を見てから3秒以内に打つ
「パッティングが安定しない人の多くは、グリーンに上がってからラインを読んでアドレスし、打つまでの時間の使い方が悪く、動きに流れがなくなってリズムを崩している」と石井プロ。とくに、アドレスに入って長時間固まってしまったら、せっかくラインを読んで頭に浮かんだイメージが打つ間に消えてしまうのだ。
「アドレスして最後に目標を見てから3秒以内に始動するクセをつけてください。慣れるまではあわただしく感じるかもしれませんが、パッティングの平均値は必ず上がります」(石井、以下同)
石井プロに、パッティングの手順を教えてもらった。
【目標を確認してから3秒以内に打つ手順】
1.下半身をどっしりと構えてセット
2.アドレス後に目標を確認
3.視線をボールに戻す
4.ゆっくりとテークバック
※ここまでを3秒以内にする
転がしをイメージしながら素振りしよう
「また、素振りでは『形のリハーサル』をしないことも大事です。ストロークのことは考えず、出球のスピードや球の転がりをイメージしながら素振りをしましょう」
パッティングはカップを見たら3秒で打つ「3秒ルール」を自分の中で持とう!自然といいリズムでパットが出来るようになるぞ。
「考えないアプローチ」(ゴルフダイジェスト新書)より
写真/姉崎正