「なかなかやるな」メーカーの自信が表れている1本
さて、片山晋呉プロが監修したということでも話題のこのドライバー、果たしてどんなクラブなのだろうか?
「クラブ長さは実測で45.375インチとやや長く、クラブ長さが実測で306.5グラムとやや重いので、クラブの振りやすさの目安となるクラブ慣性モーメントが289万g㎠とやや大きくなり、ヘッドスピードが44m/sくらいのゴルファーが、タイミングよく振れる設計になっています」(クラブ設計家・松尾好員氏)
最近主流となっているウェートビスやカチャカチャもないシンプルな構造でもあることから、「メーカーが自信を持っている1本」と松尾氏が言えば、堀越良和プロも同様に「『このクラブで勝負』というオノフの意気込みが感じられる」と好印象だった。
さらに松尾氏は「ヘッドはオーソドックスな形状で、きれいなスクェアフェースで構えやすくなっています。ヘッドの後方が高いハイバック形状なので、インパクト付近でのレベルスウィングをイメージしやすくなっていますね」と続ける。
スクェアに構えやすい「キレイな顔」
実際に試打してみたところ、松尾氏は「スクェアフェースで構えやすく、ストレートからややフェード系弾道が打ちやすい。適度なスピンも入って弾道がそろい、フェアウェイキープ率が高くなる印象です。プロモデルにしてはインパクト音が高いですが、打っていて爽快感もありました」とのこと。
いっぽうの堀越プロは、「アップライトなライ角なのにスクェアに構えやすい『キレイな顔』をしています。打ってみると使い手の思い通りに動くシャフトで、アスリート向けクラブなのに叩きにいける、振って楽しいクラブです」と分析する。
460ccの割には操作性もあるので、上級者も満足できるというこちらのクラブ。年齢問わず長く使える1本だと言えそうだ。
詳細なヘッドスペックは、週刊ゴルフダイジェスト3/7号の「ギアプロファイリング」をチェック!