ツアーの現場から最先端の情報を入手する「みんなのゴルフダイジェスト」の地獄耳・ケンジロウ。今回は、現在開催中の「ホンダクラシック」(2017年2月23〜26日)での石川遼の様子をウェストパームビーチからレポート!
ホンダクラシック、3日目が終わりました。日本人で唯一の出場選手である石川遼くんは2日目終わってぎりぎり予選通過でしたが、3日目にスコアを3つ伸ばして32位タイまで順位を上げました。最終日に期待がかかりますね。
前回も書きましたが、遼くんはただいまスウィング改造の真っ最中。フェースの開閉を抑えたスウィングを目指しています( ..)φメモメモ
以下は2日目を終わったときのコメント。
「難しいホールが多くなると練習場でできていることができなくなります。でもその中でもコントロールをしっかりとできているショットもありました。こういうことを繰り返して徐々に自信をつけていくしかないと思います」
今季は公傷制度を利用しての出場なので、試合数は限られています。まずは成績を上げて、来季のシード権を確保したいところですが、彼は目先の結果よりスウィングをブラッシュアップすることでより高みを目指しています。
光明は少しずつ見えてきています。2日目の前半のインコースでは難しい10番でバーディ、そして15、16、17番の“ベアーズトラップ”をすべてパーで切り抜け、18番では初日に続きバーディ。一時はトータル4アンダーまで成績を上げ、リーダーズボードを駆け上がりました。
こちらの連続写真は、その2日目に撮った本人が“理想的なスウィングだったと認めたショットです。
ベアーズトラップの出だしの15番、179Yのパー3です。ティグラウンドからグリーンに向かってほぼ池があり、グリーンをピンポイントで狙わないといけません。左からの強い風が吹き付けています。ピンはセンターよりやや右サイド。
ピンのやや左に打ちだして風に乗せるようなフェードボールで、ピンの奥3メートルのところにつけました。
「15番、17番はいいショットを打てていました。あれがまさにいま練習をしているショットです。練習場でできたことがベアーズトラップでもできた。あのパー3はメジャー並みに難しいと思います。ですからベアーズトラップでできれば、どんなホールでもできるはず。そこで経験できているのがすごく大きなことだと思うし、そこで練習場でできたことができたかどうかが凄く大事です」(石川)
フロリダシリーズはこのあとも続きますが、遼くんの活躍に期待したいですね。
最後にサービスカット!(^^)!
撮影/姉﨑正