「一番上を見た年の次に、一番下を見た」
みんなのゴルフダイジェスト編集部(以下、編集):去年(2016年シーズン)を振り返りつつ、今年にかける意気込みを伺いたいと思います。
藤田:そうですね、2016年は初優勝した翌年ということもあって、すごい期待されていたと思うんですけど、それに答えられなくて、最終戦までシードもわからない状態でした(最終的に賞金ランク48位でシード獲得)。「一番上を見た年の次の年に一番下を見た」っていう感じでしたが、それはいい経験にもなりましたし、いい勉強にもなりました。それを生かして、精神的に落ち着いてプレーしたいと思います。
藤田:とにかく「焦らないようにしよう」というのが去年一年でわかったことです。去年は開幕の段階でものすごい調子が悪くて、イップスというか、ゴルフ場行きたくないみたいな感じだったので。それがもうない。去年の今頃に比べたらプレーも気持ち良くできています。
「みなさんに忘れられないようにしたい(笑)」
藤田:成績は何勝したいとかは具体的に立てないで、常にテレビに映れる場所にいたいな、と。みなさんに忘れられないようにプレーし続けたいなって思います(笑)。優勝争いをできるときはして、耐えるところでは耐えて、見てくれる人から「我慢強い選手になったね」って言われるようなプレーヤーになりたいです。
去年土壇場で怪我もして、それでやってシードもとれって時に、今までよりは精神的に強くなれたのかなって自信もついたので、そういう自信もついたので、それを生かしていきたいって思います。我慢強い選手になったねって言ってもらえるようにしたい。
「ドライバーを替えて、“チーピン”がなくなった」
編集:クラブについてですが、ドライバーが話題の「GBBエピック」に変わっています。
藤田:私は最初に手に取った時からすぐこれでいこうって決まったので、それから変えてないので、相性はいいのかなと思います。飛ぶし、曲がらない。私はチーピン(急激に左に曲がる球)持ちだったんですけど、それもなくなって、一方通行(左へのミスがない状態)で真っすぐになっているのでいいのかな、と。ボールもグアム知事杯から使っていますが、すんなり移行できているので、合っているんだと思います。
藤田:クラブの含め、フィジカル的にも、精神的にも、今は全体的にゴルフに不安がありません。あとは試合でうまくいってくれたらいいなって。目標があんまり具体的にないっていうか、やれることを一打一打やっていけたらいいなと思います。