2017年開幕戦を制したアン・ソンジュ。4日間の試合では、例年以上の精神的なタフさが必要とされたが、見事勝利を手にした。そんな彼女を支える14本の相棒とは?
飛距離よりも安定性を重視したドライバー
2017年の女子ツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディスは連日強い風が吹き、例年以上に精神的なタフさが要求された。しかし、アン・ソンジュのティショットは強風でもブレることがなかった。
「ドライバーに求めているのは、自分の思い通りの弾道をしっかりコントロールできること。飛距離は大事ですが、球をコントロールして、フェアウェイをとらえることを重視しています。今のドライバーは、イメージ通りにスウィングできたときに、理想的な弾道の高さと強さが出てくれます。プレッシャーのかかる場面でも安心して振れます」とアン。
クラブにこだわるのは「打感」と「打音」
「自分の好きな音があって、それと違うものは、違和感が体に残ってしまうのです」と言うように、彼女がクラブに求めているものは、「打感」と「打音」だという。
クラブを信頼するために感覚的な部分を重視しているからこそ、土壇場で強さを発揮できるのかもしれない。また、全体的にやさしいクラブを使っているのも大きな特徴だ。
「アイアンは、見た目は本格的なモデルですが、実際は球が上がりやすく、ミスを軽減してくれるモデルです」(アン)
こだわりが詰まった14本のクラブとともに、2017年は4度目の賞金女王への返り咲きを狙う。
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