ゴルファーの最初の難関といえば「朝イチショット」。思うように体が動かず、ミスしてしまう人も多いだろう。江連忠ゴルフアカデミーのインストラクター・米田貴プロによれば、“たった5発”で朝イチから“快芯”ショットができるドリルがあると言う。その方法、さっそく聞いてみよう。
“朝から快芯”が出るドリル、発見!
「多くの人は元々球をつかまえるのが苦手な上、朝は体が十分に回らないため、手先で合わせようと体を伸び上がらせてしまいます。それを防ぐには、クロスハンドグリップで6番アイアンを持ち、ティアップしたボールを打つドリルが効果的です」と米田プロ。
クロスハンドで振ると、前傾角度がキープされ、左サイドが開かない
「クロスハンドにすると、アドレスで左肩が下がります。順手のように、インパクトで左肩が少しでも上がると、ヘッドがボールに届かなくなります。打つだけで体の前傾がキープでき、左サイドが開かなくなるんです」(米田、以下同)
クロスハンドドリルの効果を、ポイントごとに解説してもらおう。
ポイント 1:体の伸び上がりが消える
「朝はインパクトで体が伸び上がりやすい。少し沈み込むくらいで振らなければ、クラブがボールに届きません。クロスハンドで打つと、自然に体の前傾角をキープできます」
ポイント 2:腕のローテーションを思い出す
「スライス気味の人は元々フェースを返す動きが苦手。順手で持つと左ひじを引いてしまう人も、クロスハンドだと自然に腕をローテーションさせられます」
ポイント 3:打つ距離は50ヤードを低いライナーでOK
ノーコックで振り幅は「胸から胸まで」、低くティアップし6番アイアンで打つ。
たった5球打つだけで実感できる奇跡のドリル。ぜひともラウンド前にやっておきたい練習だ。
(週刊ゴルフダイジェスト2017年4/4号より抜粋)