メーカーの開発担当の話、聞いたことありますか?
こんにちは! バンキシャM子です('◇')ゞ さて、ゴルフフェア最終日の本日26日は、今年初の試みでもある「ゴルフフェア見学ガイドツアー」に参加してきました。来年以降も行われるということで、ここでしっかり紹介しちゃいます。
我々メディアは常日頃からクラブメーカーやシャフトメーカーとのつながりがあるので、開発の苦労話や裏話、ぶっちゃけトークなどを聞いたりもできるのですが、正直に記事に書けることもあれば、“オフレコ”で書けないことがあるのが現実。
そんなオフレコ情報を読者のみなさんはどこから知ればいいのかというと、直接聞くしかないんですが、いくらゴルフフェアに来たからって、いきなり「開発の担当者はいますか?」とは言えないもの。そんなメーカーの「企画・開発・広報担当者からしか聞けない話」をガイドを通すことでスムーズに、かつ詳しく聞ける! というのがこのツアーの最大の魅力でもあるのです。
運営はフェアの本部。事前の予約が必要で、参加費はひとり2000円。ただ、参加賞として“結構いいボール1スリーブ”(銘柄は内緒)がもらえるので、参加した時点でほぼ元をとれるのです。これ超お得じゃないですか。
今回私はゴルフ関連の記事を手掛けるフリーランスのエディター兼ライターである靏原弘高氏の回に参加。ご自身も大のギア好きで、大手メーカーの最新モデルはほとんど試打しているということで、靏原氏目線の面白いお話が聞けましたよ~。
では早速、参加者目線でレポートさせていただきます。
参加者は会議室集合。注意事項を話していざ会場へ!
まず参加者は受付を済ませて会議室へ集合。今回のツアーの注意点などを説明してもらい、ツアーへ出発します。ツアー時間は1時間。この時間内に5~6ブースを回ります。
参加者には全員インカムが配られ、イヤホンから靏原氏の声がダイレクトに聞こえます。会場のうるささなんてまったく問題ありません。これなら、せっかく参加したのにガイドやメーカーさんの声が聞こえない、なんてことはなさそう。移動しながらも靏原氏が小ネタをお話ししてくれるので、移動中も非常に楽しいです。
まずは、シャフトメーカー「フジクラ」のブースへ。フジクラといえば、実はゴム会社。そして新製品のパター専用のカーボンシャフト「MCパター」にはゴムが入っているとか。一体どういうことなの? こんな疑問が、直接メーカーの担当者から聞けるんです。
スチールに比べて振動減衰性能に優れるカーボンに、さらにラバーをコンポジットすることで、インパクト時の余分な振動を取り除き、クリアな打感を作ることに成功したんですって。床に落とした時の音もまったく違って、目ではわかりにくいその違いを体感することもできました。
参加者も「へぇ~!」と納得。こんなへぇ~を感じるためのガイドツアーなんですね。
フジクラから始まり、フォーティーン、キャロウェイ、ガーミン(GPS測定器)、ブリヂストン、ミズノ、と回って終了。あっという間の1時間でした。
個人的には、ガーミンが鋭意開発中であるという、光学式の心拍計がついていて活動量計としても使えるという腕時計型GPS測定器が気になりました。見た目もスマートで、時計としてつけていてもおかしくないデザインです。また、元々がGPSメーカーということもあり、その正確さはガイドの靏原氏も信頼しているとか。
また、ブリヂストンのブースでは、タイガー・ウッズがツアーB330を使うことになった経緯の話に。昨年末に復帰するにあたって、タイガーは秋ごろから世界中のプロボールを全部試打。その中で、「こんなに風に強いボールは初めてだ!」ということで、タイガーのほうからブリヂストンに連絡があり、契約に至ったそうです。連絡がきた時には社内もザワついたとか。こういうのは直接話を聞いたからこそ出る裏話ですよね。
「ゴルフ界に精通したガイド」を通すことで“今までみたことのないような角度からゴルフ界を見られる”というこのゴルフフェア見学ガイドツアー。
参加者も「メーカーさんの詳しい話がこんなに聞けるとは」「正直もっと聞きたいことがあって時間が足りなかった」など、楽しんでいたようです。
来年以降はさらに枠を増やして行うことも検討しているそうなので、ご興味のある方はぜひ来年以降、参加してみてはいかがでしょうか。初心者ゴルファーもベテランも、楽しめること間違いナシ! バンキシャM子もオススメのイベントです!