2017年3月27日、青木功と樋口久子がジュニアレッスン会を行った。男女それぞれのレジェンド中のレジェンドに教わるのは、応募により集まった小学生から高校生までのジュニアゴルファー総勢32名。その場でレジェンドがジュニアに伝えたかったこととは……!?
青木、樋口がジュニアゴルファーに直接指導
ジュニアレッスン会自体は、青木・樋口ともに定期的に開催しているが、2人が揃ってレッスン会を行うのは2014年3月の千葉県・麻倉GCでの実施以来3年ぶり。たまには一緒にやろう、ということで今回で3回目の開催となった。
当日はあいにくの雨となり、予定されていた会場の取手国際GCから近くの練習場に場所を移してレッスンは行われた。内容は、上級・中級・初級の各カテゴリに分かれ、青木や樋口のほか10人のプロゴルファーから指導を受けるというものだ。
さっそく指導開始。青木は、「やみくもに打っても意味がない。きちんとターゲット方向を確認して、正しくアドレスを取ることが大事」と力説。「基本」の大切さを説いていた。
樋口はスウィングの形を丁寧に教え、「トップの位置が高すぎる。体が回転するように少し離れて打ったほうがいい」といったように実践的なアドバイス。熱の入った指導が繰り広げられた。
ジュニアゴルファーたちは青木と樋口からのアドバイスに真剣に耳を傾けていた。
「上手くしてあげたくて熱が入りすぎちゃう」(青木)
「我々も適当にはできないから一生懸命になりすぎちゃう。どうしても上手くしてあげたい、と期待しちゃうから熱が入りすぎちゃうね」(青木)
「少しずつでもゴルフに目を向けてもらえればありがたい。プロゴルファーになることよりも、ゴルファーになってくれることを願っています」(樋口)
今回参加したジュニアゴルファーの半数が将来はプロゴルファーを志望していた。この中から、未来のプロゴルファーが生まれることを、そしてなにより全員が‟ゴルファー”になることを期待したい。