16番は狙いどころがカギ
425ヤードと、距離の長いパー4。このホールのポイントに藤田プロが挙げたのが『ティショットの狙いどころ』。
「400ヤードを超えるパー4なので、どうしても飛距離を求めてしまいがちですが、いかにその気持ちを抑えられるか。打ち下ろしで左サイドが見えないので、すごくプレッシャーを感じると思います。狙い目はフェアウェイセンターからやや右。ここにティショットをしっかり打っていける選手が、バーディチャンスの権利を得るでしょう」(藤田)
2打目は距離が残るのでUTやFWで打つ選手が目立ったが、ラフへ行くとほぼノーチャンスになってしまうため、距離が残ってもフェアウェイに置くことが重要になってくる。
奥にも池! 攻める勇気が試される17番
池に囲まれた美しい景観の17番。ピンを奥に切られた場合、一気に難易度が増すと藤田プロ。
「このコースは、林でセパレートされているので、意外と風は読みやすいんです。しかし、この17番は周りに木が少なく、風が抜ける。そのため、上空で風が舞ったり、いろんな方向から風を感じたりすることになります。その辺りを上手く読む必要があります。さらに、グリーン奥も池になっていて、ピンが奥に切られた場合、そこまで打っていけるか、勇気が試されます。優勝争いの中で、奥ピンに打っていける選手がいるかどうか、注目してみて下さい」(藤田)
優勝争いのプレッシャーも加わったとき信じられないドラマが生まれることがある。このホールのロケーションはそんな気配を感じさせる、とてもいやらしいホールと言えそうだ。
イーグルで大逆転! 可能な18番
葛城のフィニッシングホールは527ヤードのパー5。練習日はアゲンストの風が吹いていたため、2オンをする選手はあまり目立たなかったが、フォローの風が吹くと2オンの可能性も出てくる。まさにそこがポイントだと藤田プロ。
「フェアウェイも比較的広く、思い切り振れるホールのひとつです。最終ホールのプレッシャーは当然あるでしょうが、追っている選手は一発逆転もあり得ます。ティショットは左のバンカーの右が狙い目。230ヤード程度飛べば下り傾斜になるので、ランも出てくれます。当日はフォローの風が吹くこと祈りましょう!」(藤田)
上がり3ホールに加えて、葛城GCの見どころポイントを藤田プロが教えてくれた。
「まずはなんといってもグリーンです。傾斜が強いので、しっかりグリーンの形状を把握して、安全に攻めることが大事です。グリーンの外し方も、次のアプローチでグリーン面を使える外し方をしている選手がしぶとくパーを拾っていくのではないでしょうか。あとは風。3月末になると、風は結構おさまって、穏やかな日が多いのですが、雨が降った翌日は別。普段は南風なのですが、雨上がりは北西の風になる。この辺りの風の読みをしっかりしないと、風に翻弄されてしまうでしょう」
グリーンと風、このキーワードに注目しながら、今週も楽しみに観戦しよう!
テレビ放送予定
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4月1日(土)8:00~13:00
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4月2日(日)13:00~16:00
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3月30日(木)~4月2日(日)
LIVE配信 8:00~16:00
ダイジェスト版配信 19時頃公開予定