飛ばし屋有利と言われるマスターズ開催地、オーガスタナショナルGC。言うまでもなく、世界ランク1位のダスティン・ジョンソンと、若手実力派ジャスティン・トーマスの飛距離は注目だ。2人のギアについて、年明けからPGAツアーを現場で見続けているプロゴルファー・吉田洋一郎に聞いた!

ジャスティン・トーマスはオーガスタ向きの「低スピンドロー」スペック

2016-2017シーズンすでに3勝の新星、ジャスティン・トーマスは、タイトリスト「917D3」ドライバーとボール「プロV1x」の組み合わせでマスターズに挑む。バーディ率1位の攻めのゴルフが持ち味。トップでの沈み込みから、地面の反発力を利用して跳ね上がるようなスウィングが特徴だ。

画像: 「917D3は狙いどおりの球筋が打ちやすいんだ」(トーマス)

「917D3は狙いどおりの球筋が打ちやすいんだ」(トーマス)

「ダスティン・ジョンソンとトーマスに共通するのは、飛距離という武器を際立たせる組み合わせをしていること。ドローヒッターのトーマスは、少し小ぶりで操作性の高いタイトリストの917D3ドライバーと、飛距離に長けるプロV1xボールを使います。300ヤードをはるかに超す低スピンライナーのドローは左ドッグレッグの多いオーガスタにベストマッチングします」(吉田)

「913D3」は、スッと真っすぐ構えやすいヘッド形状。ドローヒッターのトーマス自身も「輪郭がとてもいいんだ」とお気に入り。「プロV1x」は、反発力が高く、薄いアイオノメリック・ケース層を持つ4層構造。中高弾道の低スピンで飛距離を伸ばす。

画像: しっかり打感と飛ばしの4層構造を持つ定番中の定番、プロV1x

しっかり打感と飛ばしの4層構造を持つ定番中の定番、プロV1x

ダスティン・ジョンソンは「高打ち出し&低スピン」がコンセプト

画像: シャットフェースで高弾道のフェードを打つジョンソン

シャットフェースで高弾道のフェードを打つジョンソン

「対して、直前のWGCマッチプレーでも優勝し、絶好調のD・ジョンソンは反発性能と安定感抜群のテーラーメイドM1 460ドライバーと超低スピンのTP5Xボールの組み合わせ。注目は10.5度の大ロフトを選び、ウェートを目一杯トウ寄りに動かしている点。左へのミスを絶対に避け、打ち出しから超ビックボールで、オーガスタの林の上を楽々狙えるスペックと言えます」

フェースローテーションが極端に少ないジョンソンのスウィング。M1 460はフェース面を変えずに振るにはぴったりの見た目&性能だ。TP5Xは、パワーがそのまま飛距離に変わるという。

画像: オーガスタはこのTP5Xボールの高さが活きる

オーガスタはこのTP5Xボールの高さが活きる

「どちらも、最先端の低スピン弾道で飛距離を伸ばし、振れば振るほど、性能が引き出せるセッティングです。一般ゴルファーも、強く進むドローを目指すならばトーマス、高弾道フェードを持ち球にするならジョンソンを参考にする価値大です」

いよいよ開幕するマスターズ。ここにきてダスティン・ジョンソンが階段から落ちて腰を強打し、出場が危ぶまれているというニュースも飛び込んできたが、是非とも無事に出場してもらって、その飛距離を見せつけてもらいたいところだ。‟

この記事は、『週刊ゴルフダイジェスト4/18号』(2017年4月4日)発売のマスターズ特大号「マスターズ‟優勝候補”ギア図鑑」の一部。マスターズに挑む23人の‟優勝候補”たちのギアをぜひチェックしてみよう。

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