37歳になった「神の子」がメジャー初優勝した14本

S・ガルシアのクラブセッティング。撮影は2017年のシンガポールオープン。ここからパターが入れ替わっている
【1W】テーラーメイドM2(9.5度)/三菱レイヨン クロカゲ80(TX)
【3W】テーラーメイドM1(15度)
【5W】テーラーメイドM1(19度)
【3I~PW】テーラーメイドP750ツアープロト
【AW】テーラーメイド ミルドグラインド(52度)
【SW】テーラーメイド ミルドグラインド(58度)
【PT】テーラーメイドTPコレクションJUNO
【BALL】テーラーメイドTP5
こちらが、セルヒオ・ガルシアのセッティング。飛距離と方向性を兼ね備えたテーラーメイド「M2」と、FW2本にウェッジ2本というクラシカルな番手構成になっている。

2017年2月「オメガドバイクラシック」でツアー通算12勝目を挙げ、マスターズで悲願のメジャー初タイトルを獲得。プロデビューした1999年の「全米プロ」で2位となり、「神の子」と呼ばれ世界中の注目を浴びた
タメの強さを活かすテーラーメイド「M2」

M2を使って、2017年2月の欧州ツアーで完全勝利
ガルシアのテーラーメイド「M2」は、9.5度の「スタンダード」のポジション。

ポジションはスタンダード
飛距離と方向性の高さは、PGAツアーの「トータルドライビング」でトップ争いをしていることからもわかる。ガルシアは、現在「トータルドライビング」3位。

今どきのやさしいヘッド
シャフトは80グラム台の重めのシャフト。そのわけは、ダウンスウィングでのタメの強さ。シャフトの重みを活かしてコック&リリースがしやすいし軌道が安定するからだ。ボールは打感が柔らかい「TP5」ボールをチョイスしている。

80グラム台の重いシャフトを差す
2017年のマスターズは、ガルシアの優勝で幕を閉じた。最終日は、(スペインの大先輩である故・)セベ・バレステロスの誕生日。故国の英雄、セベに捧げる勝利になった。