2017年、完全復活が期待されながら、2月初旬の欧州ツアー、オメガデザートクラシックを腰痛で棄権して以来、試合から遠ざかっていたタイガー・ウッズ。その彼が4度目の腰の手術を受けていたことがわかった。 タイガーはそれほど悪かったのか?

前日はアイアンショットを披露していたが……

テキサスバックインスティテュートで去る2017年4月19日、腰の手術を受けたことを自身のホームページで発表したタイガー。

前日には設計を手がける新コースのイベントで2発のアイアンショットを披露したばかり。余興ではあるがそのうち1発は自らも「良かった」とするピンハイのナイスショットだった、それなのに…やはりタイガーの腰の状態はそれほど深刻だったのだろうか?

(その時の模様はこちら↓)

画像: PGA TOUR Champions on Twitter twitter.com

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手術を担当したリチャード・ガイヤー医師によると、過去3度の手術によってタイガーの脊椎下部の間隔が狭まっており、それによって引き起こされる慢性的な痛みや痙攣、坐骨神経痛といった症状を軽減するための手術を行ったという。

幸い手術は成功。タイガー本人も「(今後の経過について)楽観視している」といい「治ったら子供たちと遊んだり、試合に出たり、長年悩まされてきた症状から解放され普通の生活を楽しみたい」と明るいコメント。

長年タイガーのマネージャーを務めるマーク・スタインバーグ氏も「今回の手術はこれまでとは劇的に違うようだ」と語っている。

とはいえ2013年から度重なる手術を経て、そのたびに「これで痛みのない生活が送れる」と繰り返しながら、結局ここまで思うように試合に出られない状態が続いてきたわけで、今回も決して楽観視できるわけではなさそうだ。

今後はしばらくの療養ののちリハビリに取り組むことになるが、完全に痛みがなくなるまでは約半年前後かかる見込み。となると年内の復帰は難しい。

再び遠のいたメジャー15勝目の夢。今後はまた、タイガーが果たして復活するかしないか、の議論が巻き起こるに違いない。

タイガー・ウッズ、41歳。すべてのゴルファーに夢と希望を与え続けてきたスーパースターが再び輝く日はきっと来る、と思いたい。

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