練習場ではいい当たり連発だったのに、コースではさっぱり……。「コースに出ると、ボール位置が変わってしまう人が多いんです。それが原因かもしれませんよ」と言うのは東北福祉大で谷原秀人と同期だった教え上手の赤石隆プロ。いつでもどこでも正しいボール位置が確認できるいい方法があるという。早速チェック!
7Iなら「前へならえ」をしたときの腕の長さが適正なボール距離
「左手を『前へならえ』したときの手の長さが、だいたい7Iを打つときの『ボールまでの距離』です。すべてのボール位置の基準になるのは、7Iのボール位置なんです」と赤石プロ。
「体とボールの距離は、左腕を水平に伸ばした手のひらの真下。左右で言うと、左目の真下。これが、基準になる7Iのボール位置です。コースに出ると、ついボールを右に入れて、近くに立ちがちですから、ときどきチェックするといいですよ」(赤石、以下同)
番手ごとにボールとの距離が変わる
では、7番アイアンを基準にして、番手ごとにどうボール位置を変えていけばいいのだろうか。下の写真を見てみよう。
「右端のもっとも体に近いのがSWのボール位置で、AWも同じ位置。PWはボール1/4個ぶん先。9Iから5Iまでボール1/3個ずつ遠くになります。どのクラブも、ソールとシャフトの角度がつくるライ角どおりに構えましょう」
ちなみに、下写真は右からSW(AW)、7I、UT、3Wのボール位置だ。すべての番手でボールは左目の前の一直線上に並ぶが、3Wのみ振り遅れやすい分、少しだけ左(ターゲット方向)に置く。
いつでも同じボールの位置から打つことができれば、安定したショットが打てる。コースに出たら時々左手を伸ばしてボール位置が合っているかチェックしよう!
写真/増田保雄
(週刊ゴルフダイジェスト2017年5/9・5/16号より抜粋)