月刊ゴルフダイジェストで連載中の「イザワの法則 ゴルフの常識ウソ? ホント?」。「大型ヘッドのドライバーは力感を変えずにスウィングすることが大事」と言う。2度の賞金王に輝いたことがある伊澤利光プロに、どういうことか聞いてみた。
イザワの法則「クラブの進化はゴルフの進化か?」
最近のドライバーはヘッドが大型化してつかまりやすくなっている。一方で「持ち球がフェードなので、つかまっちゃうクラブだと、思った通りの球が出ないことが多い」と伊澤プロ。大型ヘッドには、うまく対応できた人、できない人にハッキリ分かれているという。
では、460cc級の大型ドライバー打ちこなすコツはなんだろう? 伊澤プロは、「力感を変えずにスウィングすること」だという。叩きにいくと左へのミスが出やすい。始動からフィニッシュまで、一定の力感で振ったほうが、弾道が安定するというのだ。その上で、ポイントを聞いた。
フィニッシュまでノンストップ
「アマチュアのスウィングは、インパクトがゴールであることが多い。フィニッシュの形をイメージして、そこまで一気に振り切ることが大事になる」(伊澤)
フィニッシュでよろよろしない
「フィニッシュでよろけるのは、スウィングに無理があるから。逆に、フィニッシュを決めることだけ考えて振ると、全体のバランスもよくなる」(伊澤)
また「打ちたい弾道がしっかり頭にあれば、それに応じたアドレスになりやすく、アドレスが球筋と合っていれば、ナイスショットの確率も上がるという好循環が望める」とも伊澤プロは言う。それでもどうしてもうまく打てないならば、それは大型ヘッドの重心距離の長さが原因の可能性があるため、小さいヘッドを試すことも視野に入れてみるといいそうだ。
この記事は、現在発売中の月刊ゴルフダイジェスト6月号に連載中の「イザワの法則 ゴルフの常識 ウソ? ホント?」の一部を抜粋。記事の中ではドライバーだけでなく、フェアウェイウッドやウェッジまで、伊澤プロがクラブへのこだわりを語り尽くしている。ぜひチェックしてみよう!