真っすぐ立つことがいい構えの条件!
「正しい構えを作るには、真っすぐ立った状態からセットアップに入ることが大切。真っすぐ立てないと、バランスよく構えることができないので注意してください。まずは、写真のような姿勢ができているかどうかチェックしてみましょう」(岡本)
1:かかとに体重をかける
2:腰から下を鉛直(重力に対して真っすぐ)にする
3:かかとの真上に、腰、胸、頭が乗っている(ズボンのサイドの縫い目が真っすぐになっていればOK)
骨盤を立てて構えてみよう
真っすぐ立つことができたら、次は前傾してアドレスをつくっていく。このときにも、チェックポイントがある。
「骨盤の角度をチェックしてみましょう。その場で回転しやすい(体の中心軸がブレない)構えを作るためには、骨盤を立てたまま、腰を丸くして構えることが大切です。骨盤を前に倒し、腰を反らせてしまうと、その場で体を回しにくくなるだけでなく、腰痛の原因にもなるので注意」(岡本)
両つま先を60度に開いて構えよう
「両足のつま先の向きをチェックします。スプリント打法では、ドライバーショットのとき、右つま先を30度、左つま先も30度開いて構えるのが基準。体の構造から見るとこのつま先が『逆ハの字』になった脚のポジションが、もっとも自然な状態だからです」(岡本)
これが400ヤード以上飛ばす「いいアドレス」
「アドレスの作り方は、真っすぐ立ってスタンスを肩幅程度に広げます。そしてクラブをお腹に押し当てて、お腹でクラブを包み込むように前傾。最後に、軽く両ひざを曲げ、腕を垂らしてクラブを持てば完成」(南出)
走るときに頭がブレたら速く走れない。それはゴルフも同じ。頭を動かさず、その場で回転しやすい構えを作ることで、自然と飛距離がアップする。まずは「いいアドレス」からはじめよう!
この記事は、好評発売中の「秘技! スプリント打法のすべて」の内容を抜粋したもの。飛ばしたいなら、必読だ!
写真/有原裕晶