世界一も認める「ブースト」にせまる
こんにちは。ゴルフファッションエディターY江です。ゴルフウェアというのは、快適にプレーをするために機能性も兼ね備えていることが多いですよね。その中でも、特に機能にが求められるものといえば、ゴルフシューズ。
というのも、プロたちは練習日も含めて1週間ほぼ歩きっぱなし。足が疲れない訳がありません。そんなプロたちが、斜面ですべらないためだけの靴や、とにかくグリップ力がいい靴を履くかと言われたら“ノー”。もちろん足が疲れにくいものや足の力をサポートしてくれるかどうかも重要になってきます。
以前2017年のマスターズチャンピオンのセルヒオ・ガルシアのウェアとシューズについて書きました。ガルシアはブーストという素材を使ったシューズを履いていました。
ガルシアだけじゃなく、6月8日現在世界ランク1位のダスティン・ジョンソンもこのブーストという素材を使ったシューズを履いています。このブーストという素材は、箱根駅伝で3連覇している青山学院大学の陸上部が履いていたということでも有名です。これはぜひ履いてみないとわからないということで、早速履いてラウンドしてみました。
1.5ラウンドで足の疲れは?
1ラウンドでは普段と同じなので、1.5ラウンドしてみました。履いた第一印象は足がシューズにフィットして、足が靴に包まれている感じです。
また、靴ひもではなくダイヤル式のおかげで、足の甲を両側面からしっかりとホールドされている感じもありました。靴の中で足がずれない印象です。スウィング中は引っかかる感じがなくスムーズ。靴自体の柔軟性もあるようです。
そして何よりも感じたのが、歩くと地面の反発を使って一歩一歩がどんどん進んでいくイメージです。バネがついているというと言い過ぎですが、イメージ的には一番近いです。斜面でのグリップ力も、すごくいいという訳ではありませんが、普段履いているゴルフシューズと変わりません。
1.5ラウンドしてみての感想ですが、足の疲れは体感値的にそれなりにあります。ただ、足がどんどん前に出るので歩くのが嫌にはなりませんでした。正直、歩きのラウンドだと、途中で座りたくなったり、足が前に出なくなったりしがちですが、そういったことは感じにくかったように思います。
また、家に帰ったあとの足のだるさはいつもに比べて少なかったように感じますが、あくまでも個人の感想です(笑)
上から見たときに視覚的にも邪魔にならなかった印象もあります。どちらかというと、青いラインのおかげでキュッと締まって足がかっこよく見えました。
ということで、世界一が履いているブーストという素材を使ったシューズ。足がどんどん前に出て、歩くのが苦にならないシューズでした!
アディダスの中でこのブーストはゴルフシューズだけでなくランニングシューズなどにも活用されているということで、ゴルフシューズはもちろんですが、一般の靴屋さんに行ったときにはぜひご自身の目で確認してみてください。