気になる1本をクラブ設計家・松尾好員氏と堀越良和プロが試打して徹底分析! 今回の1本は、2017年のマスターズを制したセルヒオ・ガルシアが使用する「テーラーメイド M2 ドライバー」。果たしてその性能やいかに!?

「M1」よりもやさしく飛ばせるアスリートモデル

悲願のマスターズ優勝を成し遂げたセルヒオ・ガルシアが愛用するこちらのドライバー。クラブ設計家の松尾好員氏の計測によると、「クラブ長さは実測で45.25インチと標準で、クラブ重さも実測で297.8グラムと標準ですが、クラブの振りやすさの目安となるクラブ慣性モーメントが289万g㎠とやや大きくなり、ヘッドスピードが44m/sくらいのゴルファーがタイミング良く振れる設計となっています」とのこと。

画像: 打音にまでこだわったモデルだ

打音にまでこだわったモデルだ

「ヘッドは縦も横も規制限度に近い大きさで、構えたときの投影面積が大きく、シャフトが短く感じられるほどです。同社のM1同様、米国モデルらしくオープンフェース設定で、しかもライ角はフラットなので、アドレスで左につかまりすぎるイメージはありません。M1に比べてやさしく、使い手を選ばないクラブではないでしょうか。とくに左を恐れず、フェード系弾道で安定して飛ばしたい方にはおすすめです」(松尾氏)

強いフェード系弾道で飛ばしにこだわるなら、この1本!

実際に試打した印象はどうだろうか?
「試打クラブは10.5度で標準のSシャフト仕様でしたが、シャフトはかなり軟らかめなのでヘッドスピードが40m/sくらいでも扱えそうです。M1と違ってM2は高重心設計なので、適度なスピンがかかりやすく、ヘッドの左右の慣性モーメントも大きいため、弾道は安定します。オープンフェースでフラットなライ角、ネック軸回りの慣性モーメントも非常に大きいのでヘッドの返りが遅くなり、フェード系弾道を打ちやすいドライバーと考えて扱うといいでしょう」(松尾氏)

また、一方の堀越良和プロによると
「投影面積が大きく、シャフトが軟らかい設定なので、アスリートが使用するモデルとしては威圧感がなく、いままでアベレージモデルを使用していた人でもすんなり打てると思います。球は簡単に上がりますし、低スピンなので飛距離は申し分ないです。打音も心地よいですし、適度なつかまり感があるので、上級者からアベレージまで誰でも使えるクラブといえます。“ゴルフは飛ばしだ”というゴルファーの力強い味方になってくれます」と太鼓判だ。

画像: 叩いて飛ばすゴルファーにうれしい、オープンフェース設計

叩いて飛ばすゴルファーにうれしい、オープンフェース設計

画像: ソールとクラウンのつなぎ目を改良し、体積を変えずにフェース面を拡大

ソールとクラウンのつなぎ目を改良し、体積を変えずにフェース面を拡大

「フェード系弾道で力強く飛ばしたい」と飛距離にこだわるゴルファーにとってはぴったりの1本と言えるようだ。

さらに詳しいスペックは、週刊ゴルフダイジェスト5月23日号「ギアプロファイリング」をチェック!

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