ほけんの窓口レディースで2017年初勝利を挙げた鈴木愛。今季は10戦に出場して今回の優勝を含むトップテン入り6回と抜群の安定感を誇るそのスウィングを、みんなのゴルフダイジェスト編集部員でプロゴルファーの中村修が解説。キーワードは「右脚」だ。
右脚が始動からトップまで一切動かない!
![画像1: 飛距離と安定感を生む、鈴木愛の「不動の右サイド」【勝者のスウィング】](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/05/15/b17ca364337850ef1cd10ff18011e913680fbfcc_xlarge.jpg)
![画像2: 飛距離と安定感を生む、鈴木愛の「不動の右サイド」【勝者のスウィング】](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/05/15/3d8ff69c4f84e36b15afa78c2c9bfcf6fe5c2505_xlarge.jpg)
![画像3: 飛距離と安定感を生む、鈴木愛の「不動の右サイド」【勝者のスウィング】](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/05/15/8b5be54c8fea08fcb9519835ceed89ce3e8deea4_xlarge.jpg)
![画像4: 飛距離と安定感を生む、鈴木愛の「不動の右サイド」【勝者のスウィング】](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/05/15/e399b704ea1578010d2ce1356cf931eece780ed5_xlarge.jpg)
![画像5: 飛距離と安定感を生む、鈴木愛の「不動の右サイド」【勝者のスウィング】](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/05/15/dc42b03c7547ca16921e23f34352f450a4e31623_xlarge.jpg)
![画像6: 飛距離と安定感を生む、鈴木愛の「不動の右サイド」【勝者のスウィング】](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/05/15/2ea33c9a94c1cfbe1bdf4b527d5238769ec320fe_xlarge.jpg)
![画像7: 飛距離と安定感を生む、鈴木愛の「不動の右サイド」【勝者のスウィング】](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/05/15/e4f974ec99b11d426df7bbb6031b23e2d5c5340f_xlarge.jpg)
![画像8: 飛距離と安定感を生む、鈴木愛の「不動の右サイド」【勝者のスウィング】](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/05/15/8222b881c9930db2e2cbbe460a28f661b8994f19_xlarge.jpg)
![画像9: 飛距離と安定感を生む、鈴木愛の「不動の右サイド」【勝者のスウィング】](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/05/15/47c95aadd34928a37815a0517dd38f29bbf16d59_xlarge.jpg)
身長155センチと小柄ながら、平均飛距離は235.80ヤード(ランク37位)としっかりと飛ばしている鈴木愛選手。彼女のスウィングで是非参考にしてもらいたいのが、バックスウィングでの「右脚」です。とにかく、始動からトップまでぴくりとも動いていません。
右脚が動いていないということは、右サイドが不動だということ。これにより、非常に深い捻転をとることができています。テークバックのスタートでクラブをインサイドに引く動きが見られ、これは通常あまりいい動きではないのですが、トップではお手本のようなかたちに収まっています。これも、不動の右サイドあらばこそ。
ダウンでは「不動の左脚」が良質ダウンブローを生む
![画像: ダウンでは「不動の左脚」が良質ダウンブローを生む](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/05/15/14a03ee307b77636daf25b71644baa1350d4a69e_xlarge.jpg)
この「不動の右サイド」があることにより入射角が安定することから、小柄ながらしっかりとターフをとる、ダウンブローのスウィングができています。上の写真を見てもらうと分かりますが、ダウンスウィングでは左ひざが伸びず、余裕のある状態でインパクトを迎えています。下半身が伸び上がらない分、しっかりとターフをとって、スピンの効いた切れ味鋭いショットが打てるんです。
とにかく練習の虫で、暗くなるまで練習している姿が印象的な鈴木選手。今回の優勝で賞金ランクも2位。現在キム・ハヌル選手が頭ひとつ抜け出していますが、「ストップ・ザ・ハヌル」の一番手に名乗りをあげた形です。このスウィングを続けていけば、もちろん賞金女王も十分に狙えると思います。