2017シーズンの今季、ヨネックスレディスで悲願の初優勝を飾った青木瀬令奈。精度の高いショットを打ち分けることのできる青木だが、近年は飛距離アップにも成功しているという。そんな彼女を支える14本の相棒たちとは?
ミート率を上げるために、クラブの長さをチェンジ
ヨネックスレディスで初優勝を飾った青木瀬令奈。彼女のクラブへのこだわりはズバリ、“長さ”だ。この長さを変えたことが、優勝の一因になっているのだという。
「ドライバーを46インチから45.25インチに、ウッドとアイアンはすべて0.25インチ短くしました」(青木)。
クラブを短くする狙いは一体何だったのだろうか?
「握りやすさと、ミート率のアップが目的です。私は身長が低いわりに腕が長いので、クラブが長いとハンドダウンがきつくなり、構えたときにヘッドのトウ側が浮いてしまっていました。そのため、インパクトでフェースのヒール寄り半分しか使えていなかったのです。そのため、とてもシビアなインパクトの精度を要求され、球も上がりづらかった。球のバラツキが多かったんです」。
スウィング軌道が自然とアップライトに。最高の結果をもたらした!
クラブを短くしたことで、スウィングにはどのような変化が生まれたのだろうか。
「短くしたことで、身長に合い、まず、クラブが振りやすくなりました。さらに構えも少しハンドアップになったので、軌道が自然とアップライトになり、クラブが上から入るようになりました。最高の結果になったと思います。今まで、それほどクラブの長さにはこだわっていなかったのですが、これほどまでに違いが出るとは自分でもびっくりしています」
ショットの精度だけでなく、飛距離も手に入れた青木瀬令奈。今後の活躍にさらに期待がかかる。
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