月刊ゴルフダイジェストの人気連載「地クラブ調査団」では、"地クラブ"と呼ばれる大手メーカーとは一味違ったインディーズ系ブランドのクラブをご紹介している。第20回となる今回は、メタルファクトリー「A7」にフォーカス!
フェアウェイウッドまで打ちやすくなる
「シンプルでクセがなく、曲線がすごく美しい。形状的には、お尻にボリュームがあって重心深度が深そうに見える。そして実際に形の通りの球が出ますね」(伊丹、以下同)
金属製の高い音で、深度が深い分、ボールを押してくれる感覚があり、弾道も高い。構えたときに受けるイメージ通りの結果になるというのだ。また、最近のボールの流れにもマッチしているという。
「ボールは低スピン化、ソフト化が進んでいますが、ヘッド速度が足りないためにスピン量が少なすぎて上がりきらず、キャリーが出ない人が少なくない。でもこれだったらその心配がないので飛ぶでしょうね。しかも、高い打球音がソフトなボールとマッチして心地がいい」
伊丹プロはまた、ディープなヘッドが主流のなかにあってややシャローな点にも注目する。
「ディープフェースだと高めのティでアッパーに打ちたがる。そうなるとフェアウェイウッドが難しくなってしまいますが、これはシャローなのでティを低めにしてレベルに打つのがおすすめ。その結果、フェアウェイウッドまで自然とやさしく打てるようになるんです」
伊丹プロはデザインも含めて“クールなモデル”と太鼓判を押す。
操作性の高いヘッド性能だ
「試打したシャフトはスピーダーMF A7。振りやすさとタイミングのとりやすさの両方を備えていて、打ち手を選ばない。深重心による高打ち出しと適正スピン、そして高い反発性能が“強弾道”を生みますね」
価格:9万5040円(税込)、ロフト:9.5、10.5、11.5度、ヘッド体積:460cc、シャフト:Fujikura
Motore Speeder MF(R、SR、S)
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