それは、大ヒットドライバーの後継機だった!
「やばい……めっちゃいいっすね」
2017年7月4日、ブリヂストンのニューモデルを打った片岡大育がこうつぶやいた。実は片岡、ツア−2勝目を挙げるなど絶好調だった2016年の秋に使用していたエースドライバー“JGR”を破損してしまい、それ以降はエースドライバーに“いちばん近いドライバー”を使用。いわば、エース不在の状態での戦いを余儀なくされていた。
そんな片岡がついに“エース越え”を果たすときがきたかもしれない。そのドライバーは図らずも壊れてしまったかつてのエース「JGR」の新製品であるニュー「JGR」だというから運命的だ。
ちなみにこのニューJGR、仮の名前を「P01-7」と呼ばれており、引退を表明する前の宮里藍がテストで好感触を覚えていたことをかつて本サイトでも報じたことのあるモデル。それがベールを脱いだ格好だ。
7月末に公認リストに掲載予定
「今日打ったクラブ、すごく良かったです。つかまりがいいし、球の高さも十分に出る。フェースへの食いつきが良いのに、弾いている感じもして、すごくいいですね。そしてなんといっても打音がいい。締まっているんですが、透き通った音がします」
そう絶賛した片岡だったが、実はこのクラブ、まだゴルフのルールを統括するR&Aの“公認ヘッドリスト”には未掲載。リストオンは2017年7月27日開幕のダンロップ・スリクソン福島オープン頃になりそうで、しばしの間片岡は“おあずけ”状態になる模様。
「福島までに、じっくり打ち込んでおきます!」
そう宣言した片岡の表情からも、このドライバーの性能はかなり良さそう。まだまだ発売日等は発表されていないが、JGRといえば前作はそのつかまりの良さが評判となり、大ヒットとなった人気モデル。
編集部の「早く打ちたいリスト」に、またしても太字で書くべきクラブが加わった!