2017年4月のパナソニックオープンで、6打差をひっくり返して逆転優勝を飾ったベテラン・久保谷健一。そんな久保谷はもちろん、クラブにも強いこだわりがある。今季絶好調の彼を支える相棒たちとは?
つかまる顔してつかまりすぎない、こだわり抜いた6代目
アイアンの名手としても知られている久保谷健一。そのぶんクラブに対するこだわりも強い。
「アイアンは、打感や弾道はもちろん大事。でも、それ以上に“顔”が大事です。ほぼ2年おきに新しくしているので、このアイアンは6代目。とことん顔には注文をつけさせてもらっています」
「基本的にフェース面はつかまるように見えるけれど、ヘッドの機能としてはつかまりすぎないものが好きです。ただ、構えたときにつかまらない印象が出てしまうのは嫌なので、見た目はつかまるように工夫しています」(久保谷)
では、その工夫とは具体的にいったいどんなものなのだろうか?
「トップラインのトウ側の部分の削りを抑えて、少し厚くしています。そうすることで構えたときにフェースで球を包み込むように見えます。ただ、リーディングエッジは真っすぐに向いているので、かぶって見えることはありません」(久保谷)
ウッドは球を“上げてくれる”クラブをチョイス
「年齢とともに球が上がりづらくなってきた」と話す久保谷。使用するドライバーはヘッド性能はもちろんだが、ロフト10度にして球を上げやすいクラブに仕上げているという。
細部にまでこだわりを見せる、まさに久保谷らしいセッティングを垣間見ることができた。
さらに詳しいスペックは、週刊ゴルフダイジェスト7月18日号「pro's spec」をチェック!(写真/姉﨑正)