16番はスリル満点のアイランドグリーン
16番ホールは196ヤードのパー3。池に囲まれたアイランドグリーンが特徴のホールだ。
右からのアゲンストの中、池田は6番アイアンをチョイス。「このホールは大きいクラブで打っちゃダメなんだよ」と攻略法を教えてくれた。
17番ホールはグリーンとフェアウェイの間に池が絡むパー4。392ヤードと距離はないが、戦略性は決して低くないホールだ。
池田がティショットに選択したのは3番ウッド。池に入らない番手でしっかりとフェアウェイをキープし、セカンド勝負という戦略のようだ。
セカンドショットは8番、9番といったショートアイアン。ある程度チャンスにつけられるであろうことを想定してか、“入れごろ外しごろ”となる2メートルのパットを繰り返していた。また、2段グリーンの下から上へ打つ練習などにも余念がなかった。
18番。2オンも狙えるパー5で大逆転は起こるか!?
ティショットは思い切りドライバーで打っていけるこのホール、アゲンストを切り裂くように池田はドライバーを振りちぎるようにティショット。飛距離は277ヤード。無風では292ヤードが想定される。
セカンド地点からは、2オン狙いとレイアップ、ふた通りの状況をシミュレート。ノースカントリーGCは上がり3ホールすべてが池絡み。この18番もグリーン周りに池が配置されている。風、スコアの状況、ティショットの止まった場所……様々な要素が絡まり合って、2オン行くか、行かないかが決まることになりそうだ。
レイアップした場合、3打目は池の手前からウェッジの距離。プロがどのような戦略でこのホールに挑んでいくか、そこも見どころのひとつになりそうだ。
2オン狙いの場合、当然ながら絶対行ってはいけないのは左の池。というわけで、右のバンカーからも練習する姿が見られた。18番で2オン狙いのプロが右バンカーに外したら、それは「想定内のミス」ということになるのかもしれない。
また、見ての通りグリーンは巨大。2オン可能で池も絡んだこのホールからは「大逆転」の匂いもしてくる。
もうひとつの特徴は、長く伸ばされたラフ。このラフにボールがすっぽり埋まるようなことになれば、それはワンペナクラスの難易度になりそう。飛距離はもちろん、正確性とたしかな戦略眼もなければ、コース攻略はおぼつかないだろう。
大会は2017年7月6日開幕。果たして、勝つのは!?