ツアーの現場から最先端の情報を入手する地獄耳・ケンジロウ。今回は、2017年7月20日に開幕する全英オープンの会場・ロイヤルバークデールから、会場に関するプロゴルファー・丸山茂樹のコメントを地獄耳!

丸山茂樹プロに全英攻略のポイントを聞いてみた

「ここは断然ショットメーカーが有利」

そのように話すのは、このロイヤルバークデールでの全英オープンに出場した経験を持つ丸山茂樹プロ(98年。成績は29位タイ)。テレビ解説者として、再びこの地を訪れました。

練習日の火曜日に松山英樹選手と谷原秀人選手の組について18ホールを視察。コースを経験している先輩プロとして2人からの質問にいろいろと答えていましたよ!(^^)!

画像: 丸山(右)にコースについて質問する松山(左)

丸山(右)にコースについて質問する松山(左)

ホールアウトしたあとに、丸山プロにコースの印象を聞いてみました。

「このコースは全英オープンの中で3本の指に入るほど難しいと思います。コースが狭くて、風が吹いたら途端に牙をむいてくる。ショット力とマネジメント力の両方がないと太刀打ちできませんよね」(丸山)

画像: 風の影響を受けないように覆いをして、スティンプメーターでグリーンのスピードを測定。全英ならでは!

風の影響を受けないように覆いをして、スティンプメーターでグリーンのスピードを測定。全英ならでは!

「前半と後半でガラッと風が変わるので、フォローとアゲンストをうまく計算してやらないといけない。ピンまでの距離じゃなくて、どこに落とすかの“ランディングポイント”が大事なんですよね。英樹はそこを上手くやっているけど、他の日本人選手はなかなか慣れてない感じがしますね」(丸山)

画像: 風を計算し、どこに落とすかを進藤大典キャディと入念に打ち合わせ

風を計算し、どこに落とすかを進藤大典キャディと入念に打ち合わせ

「グリーンも例年の全英オープンより硬くて、なかなか止まらない。グリーンを狙うショットは高いレベルが要求されますよ。僕の印象はというと、いい状態できていたのにまったく歯が立たなかった印象があります。だから英樹も調子良さそうだけど、明日(水)の天気が悪い状態でのラウンドをやっておくのはいいかもしれないですね」(丸山)

画像: 松山はコース内で入念に調整。調子は良さそう!

松山はコース内で入念に調整。調子は良さそう!

丸山プロが言うように、水曜日の練習ラウンドは天気が荒れる予報。月曜日、火曜日と晴天だっただけに、いよいよロイヤルバークデールが本来の姿を見せてくれるかも知れませんよ~。

明日水曜日の練習ラウンドの予定は、池田勇太選手が現地時間の9時20分から。谷原、松山、宮里の3選手が一緒で現地時間の10時10分からになります!(^^)!

写真/姉﨑正

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