身長165センチながら290ヤードを超える飛距離を誇る今平周吾。飛ばすコツを聞いてみると「いかに、クラブに仕事をさせるかが大事です」と話す。小柄なのに、なぜ飛ぶのか? 

自分は動かずクラブを動かす

165センチながら290ヤード以上飛ばす今平。大きな飛距離を生む秘訣を本人に聞いた。

「僕はいかにクラブに仕事をさせるかを考えています。ヘッドを速く動かせれば、力に関係なくボールは飛びます。ポイントは左肩と左足。切り返しからダウンにかけて左足を伸ばしながら、左肩でクラブを引っ張るように回転します。左足を伸ばすことで、『左の壁』が自然とできてヘッドが走ります」(今平、以下同)

画像: 「アドレスよりも頭の位置は右にあるかもしれません。そのくらいの意識で頭を残します」

「アドレスよりも頭の位置は右にあるかもしれません。そのくらいの意識で頭を残します」

「また、頭が左に流れないように、フォロースルーでもティの30センチ後方を見続けるように振ります。頭とヘッドが引っ張り合う動きが生まれ、さらにクラブが加速するんです」

左足を伸ばしながら左肩でクラブを引きつける

「左足を伸ばすことで体にブレーキがかかります。『左の壁』ができてヘッドが走り出します。手を使わず左足を踏んでダウンをスタート。下半身にブレーキをかけるためには、一度体重を左へグッと沈み込むように左サイドで踏み込んでいきます」

画像: 「遠心力で飛ばします」

「遠心力で飛ばします」

小柄だから……と飛距離をあきらめる必要はない。クラブに仕事をさせることができれば、まだまだ飛距離が伸びるのだ。そう、今平周吾のように。

写真/姉崎正、有原裕晶

(週刊ゴルフダイジェスト2015年8/11号より抜粋)

This article is a sponsored article by
''.