真夏のゴルフはまさに暑さとの戦い。そんな暑さに対抗するのにオススメなのが氷のうだ。昔ながらのシンプルな方法だけど、一度使うとやみつきになってしまう。さっそく、氷のうのすごさを東京医科大学 救急・災害医学分野 兼任教授の太田祥一先生に聞いてみた。
首の後ろを冷やすと効果的!
暑い~。でもゴルフはしたい。何かいい暑さ対策はないものか……。そういえば、夏の試合で女子プロが氷のうで体を冷やしながらラウンドしていたな。もうしかして、氷のうってこの時季にいいの?
「暑さによる不快感を軽減するために自分が気持ちいいところに当てるにはいいと思います。まさに“涼をとる”には最適ですね」(太田、以下同)
なるほど。冷やすといいオススメポイントはどこだろう?
「特に首の後ろあたりは日差しが直接当たり日焼けもしやすいので、こまめに冷やすことで日焼けを軽減することが出来るかも。ただし、注意点があります。急激に冷やすのは体によくないです。冷やしすぎると震えが起こり、逆に熱を発生させてしまうことも。キンキンに冷たくなるまで当ててはいけません。適度に使いましょう」
ショットの後にサッと5秒。熱い体をクールダウン
氷のうを持参したのはいいけれど、どこに当てるといいのかな? 実は特に決まりがなく、自分が気持ちいいと思ったところに当てていいとのこと。せっかくだし、松森彩夏プロはどう当てているのか見てみよう!
隠れ日焼けポイントの「首回り」
意外とジリジリ日焼けしちゃうのが首の後ろ。日焼けの悪化も防ぐことができるし、涼もとれて一石二鳥のポイント。
やっぱここだね「顔回り」
顔回りって汗をダラダラかきやすいよね。そんな時は氷のうでさっぱりさせながらラウンドするのがオススメ。
太陽に一番近い「頭」
帽子だと蒸れる、サンバイザーだと日光直撃の、実は熱くなりやすい危険なポイント。しっかり氷のうでクールダウンさせよう。
今年の夏も暑くなりそうだし、氷のうがあると安心してゴルフを楽しむことができる。プレー中にサッと当てるだけでも病気の予防につながるはずだ。
写真/田中宏幸
(月刊ゴルフダイジェスト2013年9月号より抜粋)